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「サイドFIREは高収入じゃないと無理」は本当か。貯金500万円の会社員から始めたわたしの答え合わせ【サイドFIREの疑問①】
サイドFIRE2026-07-06📖 約9分で読めます

「サイドFIREは高収入じゃないと無理」は本当か。貯金500万円の会社員から始めたわたしの答え合わせ【サイドFIREの疑問①】

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ごまもち
🐾 ごまもち
FIREって、おかねもちの ひとしか できないんでしょ?🐾
あずき
あずき
よく言われるよね。でもわたしのスタートは、26歳・貯金500万円の普通の会社員だったよ。今日はその中身を、数字でぜんぶ分解してみる。

「FIREなんて、外資系とかエンジニアとか、高収入のエリートだけの話でしょ」。サイドFIREの話をすると、いちばんよく返ってくる言葉だ。検索してもSNSでも、この疑問は定番中の定番だと思う。

先日からフリーランスの後悔シリーズを始めたけれど、今日はその姉妹編。サイドFIREにまつわる世間の疑問に、達成したわたしが実数で答え合わせしていくシリーズの1回目。お題は、この「高収入じゃないと無理」説だ。

先に結論を書いておく。収入が高いほうが有利なのは、本当。そこは否定しない。でも「高収入じゃないと無理」は違う、というのがわたしの答えだ。カギは収入の高さではなく、「収入−支出」と時間にある。順番に書いていく。


1. わたしのスタート地点。26歳・貯金500万円・普通の会社員

まず、わたしがどこから始めたかを正直に書いておく。

投資を始めた2018年、わたしは26歳。映像制作会社で働く、ごく普通の会社員だった。外資系でも、エンジニアでも、年収1,000万円プレーヤーでもない。手元にあったのは、貧乏学生時代からの倹約ぐせで貯めた貯金500万円。最初の投資は、そのうちのたった5万円だった。

そこから8年。2026年4月に資産5,463万円でサイドFIREを達成して、いまは約5,800万円になっている。

「500万が8年で5,000万超え」とだけ聞くと、なにか特別な魔法があったように見えるかもしれない。だから、その中身を分解してみる。


2. 答え合わせ:8年の中身を分解する

🔍 500万→約5,800万の中身(ざっくり分解)
スタートの貯金500万円(26歳まで倹約で貯めた)
8年で追加したお金約2,200万円(月にならすと20万円ちょっと。退職金・iDeCoの移管も含む)
市場が増やした分いまの資産の半分近くは、自分が入れたお金ではなく評価益

ポイントは2つある。

ひとつめ。いまの資産の半分近くは、自分で入れたお金ではなく評価益。S&P500を中心としたインデックスに8年居続けた結果、市場が増やしてくれた分だ。この分解は5年間の実数記事で全部公開している。つまり「稼ぐ力」だけで5,800万円を作ったわけではない。時間と複利が、半分やってくれた

ふたつめ。自分で追加した約2,200万円は、月にならすと20万円ちょっと。これは決して小さい額ではない。でも、これを可能にしたのは高い年収ではなくて、低い支出だった。わたしの生活費は東京で月15万円。うち固定費は月9.2万円まで最適化してある。入金力は「収入−支出」で決まるから、支出が小さければ、人並みの給料でも入金力は作れる

ごまもち
🐾 ごまもち
たくさん かせぐより、つかわないほうが だいじなの?🐾
あずき
あずき
どっちも大事だけどね。収入を上げるのは時間がかかるけど、支出は今日から動かせる。だから最初の武器になるのは、支出のほうなんだよ。

3. 批判が当たっている部分も、認めておく

答え合わせなので、「高収入じゃないと無理」説の当たっている部分も、ちゃんと認めておきたい。

⚖️ この批判の「当たっている」ところ
収入が高いほうが、確実に早い。同じ支出なら入金力は収入に比例する。ここは否定しようがない
わたしにも有利な条件はあった。独身で扶養家族なし、健康、倹約が苦にならない性格。そして毎月投資に回せる余剰がある時点で、恵まれている
この8年は相場が良かった。コロナ後の上げ相場が追い風だった。次の8年が同じとは限らない

とくに3つめは強調しておきたい。わたしは2020年のコロナショックで資産が3割減るのも経験したけれど、トータルで見ればこの8年の相場は明らかに追い風だった。だから「8年で11倍」という結果のほうは、再現を約束できない。

でも、それでも「高収入じゃないと無理」とは言えない理由がある。


4. それでも「高収入だけの話」ではない理由

理由は3つだ。

① 式のうち、支出は誰でも今日から動かせる。入金力=収入−支出。収入を倍にするのは難しいけれど、固定費の見直しは1日でできて、効果がずっと続く。携帯を格安SIMにする、使っていないサブスクを切る、保険を見直す。わたしの資産形成の土台は、派手な収入ではなくこの地味な部分だった。

② 時間が、収入の差をかなり埋めてくれる。わたしの資産の半分近くは市場が増やした分、つまり「居続けた時間」の産物だ。月の入金が半分でも、期間が長ければ複利は追いついてくる。逆に、どれだけ高収入でも、始めなければ複利はゼロのままだ。

③ サイドFIREは、フルFIREより目標がずっと低い。完全に仕事を辞めるFIREは億単位の資産が要る世界だけど、サイドFIREは「資産所得+好きな仕事の収入」で暮らす設計。目標額がぐっと下がるぶん、普通の収入でも射程に入る。わたしが達成できたのも、こちらだったからだ。

まとめると、こうなる。高収入は「速度」を上げてくれる。でも、サイドFIREの成否を分けるのは速度より、支出の設計と、続けた時間。500万円の貯金と人並みの給料から始めたわたしの8年は、その実例のひとつだと思っている。

ごまもち
🐾 ごまもち
うさぎより、かめさんの はなしだね🐾
あずき
あずき
そうそう。しかもこのレースは、かめでもゴールできるように自分でコースを設計できるんだよ。

5. わたしの考えるサイドFIREは、「辞めること」じゃない

最後に、この答え合わせの前提になっている、わたしにとってのサイドFIREを書いておきたい。

わたしの考えるサイドFIREは、仕事を辞めて遊んで暮らすことじゃない。配当という下支えを育てて、お金のためだけに働かなくていい状態を作り、そのうえで好きな仕事を、無理のないペースで続ける生き方だ。実際、達成して2ヶ月たったいまも、映像の仕事は続けている。配当は月にならすと約4万円で、生活費の月15万円をぜんぶまかなえるわけではない。でも、この下支えと低い固定費があるから、仕事を「食べるため」ではなく「やりたいから」で選べるようになった。

つまり、わたしにとってサイドFIREのゴールは、辞めることではなく「選べるようになること」。どんな仕事をするか、どこに住むか、どう暮らすか。それを自分のタイミングで決められる選択肢を、お金の設計で先に用意しておく。そういう話だと思っている。

ちなみに、FIREの世界には「年間支出の25倍の資産があればFIRE可能」という有名な目安もある。資産を年4%ずつ取り崩していく前提の考え方だ。わたしの生活費は年間およそ180万円なので、25倍なら4,500万円。数字の上では、いまの資産はすでにこれを超えていて、「サイドFIREどころか、FIREもできている」と言えなくもない。

ただし、この目安は米国市場の過去データにもとづく試算だし、税金や社会保険をどこまで含めるか、この先何十年暮らすか、相場のめぐり合わせでも必要額は大きく変わる。どこからがFIREなのかは、結局その人の生活費と安心のラインしだいで、かなり個人差のある話だと思う。そのうえでわたしは、資産を取り崩すのではなく、配当と好きな仕事で回すサイドFIREの形を選んでいる。残高が減っていくのを眺めるより、このほうが性に合っているからだ。

だからこそ、これは高収入のエリートだけの特権ではない。目指すものが「億の資産で完全リタイア」ではなく「選択肢」なら、必要な数字はぐっと現実的になる。貯金500万円から始めたわたしがたどり着けたのが、その証拠のひとつだ。


まとめ

🐾 この記事のまとめ
  • 「サイドFIREは高収入じゃないと無理」への答え:収入が高いほうが有利なのは本当。でも「無理」ではない
  • わたしのスタートは26歳・貯金500万円・映像制作会社の普通の会社員。最初の投資は5万円だった
  • 約5,800万円の中身を分解すると、半分近くは市場と時間が増やした評価益。自分の稼ぎだけで作った数字ではない
  • 8年の追加入金は月ならし20万円ちょっと。可能にしたのは高い年収ではなく、生活費月15万円という低い支出
  • 当たっている批判も認める:収入は高いほど早い/わたしにも有利な条件はあった/この8年は相場が追い風だった
  • それでも成否を分けるのは、支出の設計と続けた時間。そしてサイドFIREはフルFIREより目標がずっと低い
  • わたしの考えるサイドFIREは「辞めること」ではなく「選べるようになること」。配当の下支え+好きな仕事を無理のないペースで続ける生き方
  • 「年間支出の25倍」の目安なら、生活費年180万円×25=4,500万円。数字上はFIREとも言えなくもないが、必要額は個人差が大きい。わたしは取り崩さず配当+仕事で回す形を選んでいる
  • 高収入は「速度」。でも速度がなくても、コースの設計と時間でゴールには届く
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わたしの資産の土台は、SBI証券で8年続けてきた機械的な積立です。NISA口座でオルカン・S&P500を自動積立、成長投資枠で高配当株。高収入じゃなくても、低コストの積立を長く続けることが複利の入口になります。貯金500万円から始めたわたしのメイン口座です。

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⚠ 免責事項 この記事はあずき個人の体験・考えの記録であり、特定の銘柄や金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。掲載している数字は手元の記録や各種資料をもとにしていますが、正確性を保証するものではありません。投資は価格が変動し、元本を割り込む可能性があります。投資の最終判断は、必ずご自身の責任で行ってください。
TAGS#サイドFIRE#FIREの疑問
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