新NISA おすすめ証券会社2026——SBI・楽天・マネックスを比較して、初心者に勧めるならどれ?
新NISAを始めようと思って最初にぶつかる壁が、「どの証券会社で口座を作ればいいの?」 という選択。銀行で勧められた商品でNISAを始めるのは基本おすすめしないので、ネット証券で口座を開く のが前提。
ネット証券はたくさんあるけれど、実質は SBI証券・楽天証券・マネックス証券 の3社からの選択になる。わたしは2018年からSBI証券一本で運用してきた(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・比較記事 はこちら)。
今回は 新NISA軸 で、これから始める人向けに 「どの証券会社を選べばいいか」 を3つの観点(クレカ積立還元率/銀行・経済圏との連携/初心者向け使いやすさ)からまとめてみる。
1. 結論を先に書く
選び方は3パターン。
先にことわっておくと、わたし自身はSBI証券を8年使い続けている「SBI推し」。なので記事全体としても、自然とSBIに傾いた目線になっているのはご了承ください(他の2社も「ダメ」と言いたいわけではなく、選ぶ理由がある人にはちゃんと向いている、というスタンス)。
そのうえでシンプルにいえば、「自分の生活圏に合うところを選ぶ」 のがいちばんしっくりくる。手数料・商品ラインナップの基本性能は3社ともほぼ横並びなので、最後の決め手は「自分の生活と紐づくか」になる。
2. 新NISAの基本(超ざっくり)
念のため新NISAの基本もおさらいしておく。
ポイントは ⑤。NISA口座は1人1つしか持てない ので、最初の証券会社選びは大事。「あとから変えればいい」と思えるけれど、移管手続きはそれなりに面倒なので、できれば 長く付き合えるところを最初に選ぶ のが理想だ。
3. 3社の基本性能比較(2026年5月時点)
基本性能はほぼ横並び。「どれを選んでも、新NISAでオルカンやS&P500を積み立てる」というスタートには十分 だ。差がつくのはこのあとの2つの観点になる。
4. 観点①: クレカ積立の還元率
ちなみに、わたし自身はJALカード1枚しか持っていないので、いまのところクレカ積立はやっていない(JALカードを使い続けるフリーランスの話)。ただ、これから新NISAを始める人にとって クレカ積立は地味に大きな還元 なので、今回をきっかけにここで一度きちんと整理してみる。
各社で提携カードが違い、還元率もカードによって変わる。
補足:クレカ積立の上限は月10万円(年120万円)
2024年10月から月10万円に拡大されたとはいえ、クレカ積立の上限は年120万円まで。NISA年間枠360万円のうち、残り240万円は銀行引き落とし(=ポイントなし)で買うことになる。なので還元の最大化を考えるなら、月5万円(年60万) と 月10万円(年120万・MAX) で比較するのが現実的だ。
ちなみに クレカ積立はNISA口座でも特定口座でも利用可能。ただし 月10万円の上限はNISA + 特定口座の合算 なので、たとえばNISAで月10万円使うと、特定口座のクレカ積立はできなくなる。配分は自由なので、「NISA枠が埋まるまではNISA優先」「埋まったら特定口座へ」という流れが自然。
注目すべきは マネックスカード(1.1%)。年会費が実質無料(年1回利用で翌年無料)のカードでこの還元率は破格で、月5万でも月10万でも実質還元額1位。「とにかくクレカ積立で還元率を稼ぎたい」なら、マネックス証券+マネックスカードがいちばん条件が良い。
ちなみに 三井住友プラチナプリファード(3.0%) は数字こそ最強だが、年会費33,000円 がかかるので月5万積立だとマイナス。MAX(月10万)積み立ててやっと年3,000円プラス という設計で、「年会費を負担する価値があるのは多くの場合 月10万円フル積立+他の利用でも特典を活かす人」となる。
15年後にどれくらい差がつくか(マネックスカードでシミュレーション)
「年13,200円の還元」と聞いてもピンと来ないかもしれないので、実質還元1位のマネックスカードを使ってクレカ積立を15年続けた場合のインパクト を試算してみる(月10万円×15年で NISA枠1,800万円を満額にする想定)。
たかが1.1%、されど1.1%。15年で約20万〜30万円の差が出る計算になる。1年あたりに均すと小さく見えるけれど、長期投資ほどクレカ積立の還元は地味に効いてくる。
ちなみに 還元ポイントをただ使い切る派(累計19.8万円) と 再投資する派(税引前約29.4万円) で約10万円の差。現金で寝かせずに、何かしらの形で運用に回すのがベストプラクティス。
なお、計算上は「特定口座で再投資」として切り分けたけれど、ポイントを NISA に組み込んで再投資する選択もアリ(その場合は満額到達が少し早まる)。NISAでも特定口座でも、要は「使い切らずに運用に回す」のが効くということだ。
この観点でのまとめ
「無理せず還元」を狙うなら3パターン:
- SBI証券+三井住友カード(NL/0.5%) ← 年会費無料で気軽
- マネックス証券+マネックスカード(1.1%) ← 年会費実質無料で還元高(おすすめ)
- 楽天証券+楽天カード(0.5%) ← 楽天ポイント勢ならこっち
5. 観点②: 銀行・経済圏との連携
意外と効くのが 「自分の銀行・経済圏」との相性。お金の移動がスムーズだと、心理的なストレスがゼロになる。
楽天経済圏なら楽天証券一択
楽天市場・楽天カード・楽天モバイルを日常的に使っている人は、楽天証券との連携で 楽天ポイントが二重三重に貯まる。SPU(スーパーポイントアップ)で楽天市場でのポイント還元率も上がるので、楽天経済圏ガチ勢には楽天証券が最強。
住信SBIネット銀行+SBI証券 = 神コンボ
楽天経済圏でない人(わたしのような)には、SBI証券+住信SBIネット銀行 の組み合わせが圧倒的に便利。
- ハイブリッド預金 で銀行と証券口座の資金が連動
- 配当金が自動で銀行口座に入る
- 目的別口座 で資金を分けて管理できる
詳しくは 住信SBIネット銀行を8年使ってわかったこと に書いたけれど、この連携の便利さは他の組み合わせでは味わえない。
マネックスは銀行連携なし(代わりに分析ツール強い)
マネックス証券には系列銀行がない。代わりに 米国株分析ツール「銘柄スカウター」 が業界最強と言われていて、米国個別株を本格的にやりたい人には強い味方になる。
6. 観点③: 初心者向けの使いやすさ
3社のUI・サポート面の比較。これも結構大事。
「とりあえず操作が直感的にわかる方がいい」と思うなら 楽天証券 に分がある。SBI証券のUIは情報量が多くて最初は圧倒されるかもしれないが、慣れると逆に手放せなくなる タイプ(8年使っているわたしの実感)。
7. これから始める人へのおすすめ
整理すると、最終的な選び方はこうなる。
8. 口座開設の流れ(SBI証券の場合・参考)
「ネット証券=難しそう」と思うかもしれないけれど、口座開設は スマホで10分 くらいで完了する。SBI証券の例で流れを書いておく。
NISA口座は 税務署の審査(2〜3週間) がかかるので、即日開始ではない。思い立ったら早めに口座開設しておく のがコツだ。
9. 最後に — 「完璧を待たずに始める」
新NISAの証券会社選びでいちばん大事なのは、「完璧を待たずに始める」 こと。
3社のどれを選んでも、新NISAでオルカン・S&P500を月1万円から積み立てるなら どこでも十分 に機能する。「クレカ積立の還元率を1%取り逃がす」より、「1ヶ月開始が遅れて1ヶ月分の積立が遅れる」損失の方が、長期では大きい場合がほとんど。
もし本当に迷うなら、SBI証券 で口座を開いて、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) を 月1万円 から始める——これが現時点で「無難な失敗しないスタート」だと思う。
まとめ
- 新NISA証券会社は SBI・楽天・マネックスの3択(銀行・店頭での開設は避ける)
- 基本性能はほぼ横並び、差は クレカ積立還元率・経済圏連携・UI
- 迷ったらSBI証券(商品最大・連携神レベル・将来性◎)
- 楽天経済圏勢は楽天証券(ポイント還元最大化)
- クレカ積立還元狙うならマネックス証券(マネックスカード1.1%は破格)
- 口座開設はスマホで10分、NISA開設は税務署審査で2〜3週間
- 「完璧を待たずに始める」 が長期的にはいちばん得
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つみたて投資枠・成長投資枠ともにオルカン/S&P500/日本高配当株まで一気通貫で買える、わたしのメイン口座。住信SBIネット銀行との連携でお金まわりがシンプルになります。
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