SBI証券・楽天証券・マネックス証券——フリーランス3年目のわたしがSBIを選び続ける理由
ネット証券は数多くあるけれど、フリーランスや個人投資家がまず比較対象に入れるのは SBI証券・楽天証券・マネックス証券 の3社だ。わたしは2018年からSBI証券を使い続けていて、今のところ乗り換える予定はない。
ただ、「SBI最強です」と言いたいわけではなくて、人によって正解は違う とも思っている。今日は3社のメリット/デメリットをフラットにまとめたうえで、わたしがSBIを選び続けている理由と、それでも感じている不満を正直に書いてみる。
過去記事 SBI証券を選んだ理由 も書いているけれど、あれは7年前にスタートしたときの視点。今回は 3年フリーランスとして使い込んだ視点 からの追記版だと思って読んでもらえるとうれしい。
結論:迷ったらSBI、楽天経済圏ガチ勢なら楽天、米国株分析重視ならマネックス
最初に結論を書いておく。
「みんな同じでしょ?」と思われがちだけど、実際は 得意分野がそれぞれ違う。順番に見ていく。
1. 3社のメリット/デメリット比較表
まずは比較表で全体像を。
ざっくり言えば、手数料はもうどこも横並び に近い。差がつくのは「クレカ積立」「系列銀行連携」「単元未満株の銘柄数」「分析ツール」「ポイント」あたりだ。
2. それでもわたしがSBI証券を選び続けている理由
3社の特徴を踏まえたうえで、なぜわたしはSBIを使い続けているのか。理由は4つある。
理由①: 8年使って「ほしかった商品が買えなかった」ことが一度もない
国内株、米国株、海外ETF、投資信託、債券、iDeCo——わたしが買いたい商品は ほぼすべてSBIに揃っている。BND(米国総合債券ETF)も、オルカンもS&P500も、日本の高配当株も、全部1つの口座で完結している。
特に 日本の高配当株を単元未満株(S株)で買うとき、ほしかった銘柄が「対象外で買えない」となったことがいまのところ一度もない。これは地味だけど大きい。複数口座を行き来する手間がないだけで、運用ストレスはかなり減る。
理由②: 住信SBIネット銀行との連携が「神レベル」
これが一番大きい。SBI証券と住信SBIネット銀行(NEOBANK)を組み合わせると、銀行から証券への資金移動がスムーズ。即時入金で手数料もかからず、必要なときにすぐ証券口座へ振替できる。SBIハイブリッド預金という自動連携の仕組みもあるが、わたしは使っておらず手動派。それでも他行をまたぐより圧倒的に楽だ。
そして住信SBIネット銀行には 目的別口座 という神機能がある。わたしはこれをこんなふうに使っている。
1つの名義のなかで、目的別に口座を分けて管理できる。生活防衛資金が日々の生活費に紛れて使われない、ごまもちの積立が一目でわかる、というのは精神衛生上とても助かる。
楽天経済圏ユーザーなら 楽天証券+楽天銀行(マネーブリッジ) で似たような連携が組める。どちらを選ぶかは、生活圏の銀行と揃えるとしっくりくると思う。
理由③: 単元未満株(S株)の対応銘柄が広い
高配当株を1株からコツコツ買い集めたいわたしのスタイルには、SBIのS株が合っている。約3,800銘柄(東証上場のほぼ全部) が1株から買える。楽天の「かぶミニ」は1,800銘柄程度なので、ニッチな銘柄を拾いたいときはSBIの方が選択肢が広い。
ちなみにマネックスの「ワン株」も全銘柄対応らしい。わたし自身は使ったことがないので使い勝手の比較はできないけれど、SBIのS株でやれているのでこのまま続ける予定だ。
理由④: フリーランス3年で「不満」より「安定運用」が勝った
正直、UIに古さを感じることはある(後で書く)。でも8年使い込むと どこに何があるかが体に染み込む。乗り換えコスト(銘柄移管・税務・履歴の引き継ぎ)を払ってまで楽天やマネックスに変える理由が見つからない、というのが本音だ。
3. 正直に書く、SBIへの不満
良いことばかり書いても嘘くさいので、SBIに対する不満も書いておく。
① 必要な情報へのアクセスが「複雑」になりがち
機能が多い分、たまに確認したい情報がどこにあるかわからない ことがある。情報量が多いことのトレードオフだとわかってはいるけれど、もう少しスッキリしてくれると嬉しい。
② 高配当株の管理画面が弱い
これがいちばんの不満だ。高配当株投資をしている人が知りたい情報を一覧できる画面がない。
具体的には、こういう情報を一画面で見たい。
- 現在の年間配当金総額(高配当株ポートフォリオ全体)
- 月平均の配当金
- 月別の配当金合計(過去12ヶ月)
- 高配当株ポートフォリオの配当利回り
- 簿価利回り(取得価格ベースの利回り)
銘柄ごとの含み損益や利回り、入金された配当金を期間指定で表示する機能などはサイト上にあるので、調べていけば確認できることは多い。それでも 「高配当株全体としての集計値」が一目で見られる画面がない——ここがわたしの一番のストレスだ。
いまはどうしているかというと、SBIサイトからCSVをダウンロードして、スプレッドシートにコピーして自分で集計 している。毎月この手間が発生していて、地味にしんどい。サイト内で完結してくれたら最高なのに、と毎月思っている。
③ ポイント設計がやや散漫
SBIはVポイント・Pontaポイント・JALマイル・dポイントなど 選択肢が多い反面、誰向けの最適解か迷う ことがある。楽天証券の「楽天ポイント一本化」のシンプルさは羨ましい部分かもしれない。
ただ、わたしはポイント還元目的で証券口座を選んでいないので、これは大きなマイナスにはなっていない。
4. 結局、誰にどれを勧めるか
3社のメリット・デメリットを踏まえて、わたしなりの「こういう人にはこれ」を整理するとこうなる。
正直に書くと、わたしのおすすめを聞かれれば 「SBIしか使ったことがないのでSBI一択です」 と答える。実体験で他社と比較したわけではないし、いまのところ大きな不満もないので、これからもSBIを使い続けるつもりだ。
まとめ
最後にこの記事のポイントをまとめておく。
- ネット証券は実質 SBI・楽天・マネックスの3社 から選ぶ
- 手数料はほぼ横並び、差がつくのは クレカ積立・系列銀行連携・単元未満株・分析ツール・ポイント
- わたしはSBI証券を選び続けている。理由は商品ラインナップ・住信SBIネット銀行との連携・S株の銘柄数・8年の運用蓄積
- 不満は 高配当株の管理画面が弱い(CSV→スプシ運用が常態化)
- 楽天経済圏ガチ勢なら楽天、米国個別株重視ならマネックスが向いている
- 住信SBIネット銀行の 目的別口座 は神機能。生活防衛資金・ごまもち貯金・生活費を別管理できる
これから証券口座を開く人にとって、何かの参考になればうれしい。
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国内・米国株、投資信託、iDeCo、新NISAまで一気通貫。住信SBIネット銀行の「目的別口座」と組み合わせると生活防衛資金もごまもち貯金も別管理できて便利です。これから口座を開くなら、まず候補に入れてほしい1社。
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