JALカードを使い続けるフリーランスの話——年2往復ぶんのマイルと、カード1枚主義のすすめ
わたしのメインカードは JALカード CLUB-Aゴールド(Master) 1枚だけ。サブカードも持っていない。フリーランスのお金もプライベートのお金も、ぜんぶこの1枚で回している。
「クレカ積立できる三井住友カードや楽天カードを併用したほうがお得じゃない?」とよく言われるけれど、わたしは 「カードも口座も1つに絞る」 のが結果的にいちばん快適だと思っていて、JALカード1枚体制をずっと続けている。
今日は、そんな JALカードを使い続けている理由 と、 マイルがどれくらい貯まるかのリアル、そして 「カード1枚主義」のメリット をまとめてみる。
1. わたしのJALカード環境
まずは基本情報から。
学生時代から使い始めて、社会人になって少ししてから CLUB-Aゴールド に切り替えた。当時はちゃんと計算した記憶があるけれど、正直なぜ切り替えたかの細かい理由はもう忘れてしまった。なのでこの記事を書くにあたって、改めて 普通カード vs CLUB-Aゴールド を数字で整理してみる。
普通カード vs CLUB-Aゴールド(年240万円利用ベース)
(プレミアム加入で100円=1、年3,300円)100円=1マイル
(プレミアム自動付帯)
年240万円利用・国内2往復のリアル比較
結論: 純粋にマイルだけで見ると「ゴールドはやや割高」
数字を並べてみると、マイル獲得量の差は約1,500マイル/年。これを 現金価値に置き換えると約6,500円相当(国内特典航空券で使う想定)。一方で 年会費の差は12,100円 なので、現金ベースで比較すると 普通カード(プレミアム加入)のほうが年5,600円ほどお得 という計算になる。
それでもわたしがゴールドを使い続けている理由はこうだ。
- 空港ラウンジが無料で使える——これが結構気に入っていて、出張前後で落ち着いてPC作業ができるのはありがたい。Wi-Fi・電源・コーヒーが揃っている空間は出張族にとって地味に強い。年5回くらい使うとそれだけで1万円分相当の価値
- 海外旅行保険が自動付帯・1億円(海外行くたびに保険を別途契約しなくていい安心感)
- 何より、「ゴールドにしている」ことで満足感とテンションが上がる(これ大事)
つまり、マイルの数字だけで割り切る人なら普通カード。「空港体験・保険・気分」も含めて評価するならゴールド ——という整理になる。
わたしの場合は ラウンジ利用の価値 が大きいので、たぶんこのままゴールドを使い続ける。
2. なぜJALカード?——マイル経済のリアル
JALカードを使う一番の理由は、シンプルに マイル だ。普段の支払いをJALカードに集約すると、年末の帰省や旅行で 年に2往復ぶんの特典航空券 が取れるくらい貯まる。さらにわたしの場合、仕事で年3回ほど飛行機を使った出張 があるので、フライトマイルも地味に上乗せされる。
実際に貯まるマイルと、それを正規料金に換算したお得感を計算してみる。
このマイルを 特典航空券 に交換するとどうなるか。
つまり、年間 30,000マイル ≒ 13万〜17万円相当の航空券 を実質ゼロ円で手に入れている計算になる。
ここから年会費17,600円を引いても、実質お得額は11万〜15万円ぐらい。年に1往復以上飛行機に乗る人なら、年会費はあっという間にペイすると思う。
3. キャッシュレス徹底+自動化激推し
マイルを貯めるためには「カードで払えるものは全部カードで払う」がいちばん効く。わたしは 小銭を持たないキャッシュレス生活 をしている。
具体的にはこんな感じ。
- コンビニ: クイックペイ(JALカード連携)
- 電車: 交通系ICカードにJALカードからチャージ
- 公共料金: JALカード自動引き落とし
- PayPay: あまり使わないがカード登録でチャージ可
- 税金(住民税・所得税): カード払いだと手数料がかかるので 銀行引き落とし
ポイントは 「自動化できることは全部自動化する」。ATMで現金を下ろして、コンビニで現金で払って——みたいな手順をひとつでも増やしたくない。支払いを忘れない、考えない、現金を扱わない ——これだけで生活がだいぶラクになる。
ショッピングマイル特約店も意識すれば還元率はもっと上がるけれど、わたしは 使っていない。理由は単純で、「思考を複雑にしたくない」から。
- 仕事に便利・旅行に便利、その基準で店を選ぶ
- たまたま特約店だったらラッキー、くらいのスタンス
- 同時にいろいろ考えるとパンクするタイプ。だから最初から欲張らない 笑
複数のことを考えはじめると、行動そのものが複雑になる。「あの店はポイントが貯まるから」「今日はポイント2倍の日だから」みたいなことは一切考えないようにしている。ポイントカードも一枚も持っていない 笑。
ちなみに、近所の「まいばすけっと」もJALカードの特約店 で、よく使うのでマイルがちょこちょこ上乗せされている。これも狙って使っているわけじゃなく、生活動線にたまたま重なっただけ——という感じ。
これも「シンプルに効率化したい」という、わたしの根本にある価値観の現れだ。
4. 仕事とプライベートを同じカードでまとめる理由
一般的には 「仕事用とプライベート用のカードは分けたほうがいい」 とアドバイスされる。でもわたしは1枚にまとめている。
理由は3つ。
① そもそも「仕入れ」がほとんどない仕事
わたしの仕事は映像プロデューサーで、せどりや物販のように毎月大量の仕入れがあるわけではない。機材を買う月以外は、通信費・交通費・編集ソフトのサブスク などの固定費が中心。取引件数自体が少ないので、プライベートと混在しても混乱が少ない のが大きい。
② freeeの自動仕訳が優秀
JALカードを freee に連携しておくと、取引が自動で取り込まれる。一度勘定科目を登録しておけば、次回からは自動推測で反映されるので 手間がほとんどない。仕事用とプライベート用を仕訳する作業が、思っているほど面倒ではない。
③ カードを増やすメリット < デメリット
カードを2枚にすると、年会費・管理コスト・財布の肥大化など、地味に負担が増える。「分けたほうが理論上スマート」だけど、実運用で困っていないなら1枚で十分 というのがわたしの結論だ。
ただし、これは 「仕入れが少ない」プロデューサー業だから成立する という前提。せどり・小売・飲食のように仕入れが多い仕事なら、分けたほうが効率が良いのかもしれない(わたし自身は経験がないので想像だけれど)。
5. クレカ積立をあえてやらない理由
新NISAをやっていると、クレカ積立(三井住友カード+SBI証券、楽天カード+楽天証券など) でポイントを貯める方法が話題になる。月5万円積立なら、年間3,000-6,000ポイントぐらいは貯まる計算だ。
それでもわたしはやっていない。理由はシンプルで、
- JALカード1枚の快適さを失いたくない
- 増えるポイント額が、複雑さのコストに見合わない(年5万積立だと年3,000ポイント前後)
- クレカ積立を始めるには、対応カード(三井住友カード/楽天カードなど)の新規発行が必要。手続き・管理対象が増える時点でわたしの「シンプル主義」と相性が悪い
これも「カード1枚主義」の延長線上の話だ。クレカ積立で得られる利益と、複雑性が増えるコストを天秤にかけて、わたしは 「シンプル」を選んでいる。
ちなみに 新NISA 1,800万円戦略 でも書いた通り、わたしのつみたて投資枠はSBI証券で 銀行引き落としの自動積立 にしているので、ポイント還元はゼロ。それでも問題ないと思っている。
6. カード1枚・口座1つ主義のメリット
カードだけでなく、銀行口座も 住信SBIネット銀行 1つだけ。これも数年前にライオンさんのアドバイスで実行した整理の結果だ。
それまではメガバンクを含めて4口座持っていた。学生時代の口座、会社からの振り込み用、なんとなく作った口座……ほとんどメイン以外は使っていなかったけれど、解約はしないまま放置していた。
思い切って整理してみたら、想像以上にすっきり。具体的にこんな効果があった。
口座解約の手続きはそれなりに時間がかかる(銀行によっては窓口に行く必要があったりする)。でも一度やってしまえば、その後の 管理コストの削減 は計り知れない。
カードや口座が複数ある人にこそ、整理を強くおすすめしたい。1つに絞ると、お金まわりの全体像が 一目瞭然 になる。これは想像以上に気持ちが軽くなる。
7. JALカードはこんな人におすすめ
最後に、わたしなりの整理。
ちなみにわたしの場合、SBI証券で運用しているマイレージプラスの少額ポイントも JALマイルで受け取れる ので、地味にマイルが上乗せされている(本当に少量だけど)。
「飛行機に乗らない人にはおすすめしない」のが正直なところだけど、年に1-2回でも飛行機に乗る人なら年会費の元はすぐ取れる ので、選択肢に入れる価値は十分あると思う。
まとめ
最後にこの記事のポイントをまとめておく。
- メインカードは JALカード CLUB-Aゴールド(Master) 1枚のみ
- 年240万円利用 + 出張3往復で 約30,000マイル/年 が貯まる(帰省は特典航空券で交換)
- 年会費17,600円を引いても、実質 11-15万円のお得感
- キャッシュレス徹底 + 自動化 で支払いを考えない
- 仕事とプライベートを同カードにまとめる理由は 「仕入れが少ない」 ため(freeeで仕訳楽)
- クレカ積立はあえてやらない。1枚の快適さ > 増えるポイント額
- カード・口座を 1つに絞ると脳がスッキリ。整理は強くおすすめ
- 飛行機に乗る機会がある人なら、JALカードは選択肢として十分




