harukamuyharukamuy
TOPinvestmentオルカン vs S&P500——両方積み立てているわたしの結論「初心者ならオルカン」
オルカン vs S&P500——両方積み立てているわたしの結論「初心者ならオルカン」
investment2026-05-21📖 約11分で読めます

オルカン vs S&P500——両方積み立てているわたしの結論「初心者ならオルカン」

ごまもち
🐾 ごまもち
オルカンとSP500、なまえはきくけど、なにがちがうの?🐾
あずき
あずき
実はわたし、両方買ってるんだよね。今日はその話。

オルカンとS&P500、結局どっちがいいの?」——これはインデックス投資をやっているとよく出てくる悩みの定番。

わたしは2018年からS&P500を積み立て続けて、新NISAが始まった2024年からオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)も追加で買い始めた。両方買っているからこそ、「実はそんなに大きな差はない」 という現実と、「これから始める人にはオルカンをすすめる」 という結論にたどり着いている。

今日はその理由を、わたしの実際の保有状況・両者の違い・ヴァンガードのレポートまで含めて正直に書いてみる。


1. わたしの保有状況(2026年5月時点)

まずは数字を整理する。

📊 わたしのインデックス投信(2026年5月)
商品評価額
S&P500約3,267万円
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)約179万円
合計約3,446万円
※特定口座・旧つみたてNISA・新NISA、全口座をまとめた額

ご覧の通り、S&P500系が約95%、オルカンが約5%。完全にS&P500メインで積み上げてきて、オルカンは新NISAスタート(2024年)から月5万円ペースで追加した、まだ小さな存在だ。


2. なぜS&P500メインで来たのか

2018年に投資を始めたとき、わたしが選んだのは S&P500 一本だった。理由はシンプル。

  • 米国経済の強さ を長期的に信じていた
  • 過去のリターンが圧倒的(年平均7-10%レンジ)
  • ヴァンガードやインデックス投資の本でもS&P500推しが多かった

特に印象的だったのが、ウォーレン・バフェットの遺言 に関する有名な話。バフェットは2013年の株主への手紙で、自分が亡くなったあとの妻への財産管理について、「現金の10%は短期米国債、残り90%は低コストのS&P500インデックスファンドに入れるように」 と指示する内容を公開している。世界一の投資家が 「自分の家族の老後はS&P500に任せる」 と公言している事実は、当時のわたしにとって大きな後押しになった。

8年間、この選択は正解だったと思っている。S&P500の取得単価13,732円→現在値39,178円、含み損益+1,718万円(+185%) という結果が物語っている。

ごまもち
🐾 ごまもち
バフェットさんも、SP500がすきなんだね🐾
あずき
あずき
うん、お金のプロ中のプロが選ぶくらい、長期では強い指標なんだよね。

3. なぜ新NISAからオルカンを追加したのか

新NISA(2024年スタート)を機に、オルカンも積み立て始めた。理由は3つ。

① 多少は分散しておきたい(気休めレベル)

ずっとS&P500一本でよいと思っていたけれど、新NISAという節目に 「気休めに少しは分散してみるか」 という気持ちが出てきた。

ただ正直に言うと、オルカン自体が米国60%以上を占める商品 なので、S&P500との実質的な違いはそれほど大きくない。「広く分散して、ちょっとマイルドにしたS&P500」くらいの感覚だ。

② いまの「一番人気」を持っておきたい

新NISA以降、オルカンはダントツの人気商品 になった。一番買われている=資金流入が安定する=純資産総額が膨らむ=安心して長期保有できる、という流れがある。「みんなが買っている商品は持っておきたい」 という心理も正直あった。

③ ヴァンガードの10年予測レポートが背中を押した

これが大きかった。ヴァンガードは毎年 VCMM(Vanguard Capital Markets Model) という10年期待リターンの予測を発表している。2024年に出たレポートでは、

📈 ヴァンガード10年期待リターン予測(2024年版・抜粋)
資産クラス10年期待年率リターン
米国大型株(S&P500相当)約3〜5%
米国除く先進国株約7〜9%
新興国株約6〜8%
出典: Vanguard Capital Markets Model 2024年版より概算。米国株式の現在のバリュエーションが高水準にあり、今後10年は他地域のほうが高いリターンが期待されると予測している。

つまり 「次の10年は、米国一辺倒よりも全世界に分散した方がリターン期待値が高い」 という見立て。これを読んで「オルカンも持っておく意味はあるな」と素直に思った。

もちろんこれは予測であって、実際にどうなるかはわからない。でも、世界最大級の運用会社が示している見解 には一定の重みがあるし、過去のヴァンガードの予測は外れているわけでもない。


4. オルカン vs S&P500 — 主な違い

ここで一般的な違いを整理しておく。

📊 オルカン vs S&P500 比較
項目オルカンS&P500
投資対象全世界の株式 約3,000銘柄(先進国+新興国)米国大型株 500銘柄
米国比率約60%100%
経費率0.05775%0.09372%(eMAXIS Slim) / 0.0938%(SBI・V)
過去10年リターン年率約10%年率約13%
10年期待(VG予測)年率約4.5-6.5%(構成比加重)年率約3-5%
為替リスク分散されるドル円に大きく依存
中身の傾向米国メイン+欧州+新興国(中国・インド含む)米国大型株のみ(GAFAM・エヌビディア等)

要するに、「世界全体に広く投資したいならオルカン」「米国の成長に集中投資したいならS&P500」 という違いになる。

ただし重要なのは、オルカンも中身の60%は米国 なので、S&P500との重複は実はかなり大きい。極端に違うわけではない。

ごまもち
🐾 ごまもち
じゃあそんなにかわらないんだね🐾
あずき
あずき
そう、値動きもよく似てるんだよね。

5. 8年買って気づいた「大きな差はない」というリアル

両方持っているわたしの率直な感想は、「結局どっちでもいいくらい、大きな差はない」

  • 値動きは似ている(両者の相関係数は0.95以上)
  • 経費率はオルカンがわずかに低いが、長期では誤差レベル
  • 過去パフォーマンスはS&P500がやや上回るが、未来も同じとは限らない

わたしのなかでは、「S&P500を少しマイルドに、万人受けするように味付けしたのがオルカン」 くらいのイメージ。あくまで個人的な感覚だけれど、両方持って2年見てきた感想だ。


6. これから始める人には「オルカン」をすすめる理由

でも 「これから始める人にどっちをすすめるか」 と聞かれたら、わたしは迷わず オルカン と答える。

理由①: 不安要素を吸収してくれる

S&P500だけを買うと、こういう不安が出てくる。

  • 「米国集中ってリスク高くない?」
  • 「中国やインドが伸びるって聞くけど、含まれてないよね?」
  • 「これから先、米国だけで大丈夫?」

オルカンなら 中国もインドも欧州も含まれている ので、そういう不安要素を最初からカバーできる。「考える材料を減らす」 という意味で、初心者には圧倒的にオルカンが向いている。

理由②: 一番人気=情報も豊富で安心

オルカンは新NISA以降、圧倒的な資金流入で純資産総額No.1 クラス。一番買われている商品は、

  • ネットの情報量が多い
  • 困ったときに調べやすい
  • 運用会社にとっても主力商品なので長期サポートが期待できる

という安心材料が揃う。

理由③: 失敗しにくい「最初の1本」になる

投資を始めるとき、いちばんやってはいけないのは 「不安に駆られて証券会社や銀行の窓口で勧められた商品を買う」 こと。手数料が高いアクティブファンドや、よくわからない投資信託を買わされるリスクがある。

それより、まずオルカンを月1万円とかで始めてみて、走りながら自分で調べる。そのうえで「やっぱりS&P500の方がいい」と思えば乗り換えればいい。オルカンはどんな人でも後悔しにくい『最初の1本』 だと思っている。

ちなみに余談だけれど、日本人は「もうみんなやってるよ」という言葉にめっぽう弱い。まさにオルカンはその波に乗っている商品で、しかも 「みんなが選んでいる」+「優良商品」が両立している珍しいケース。後悔したくない人は、まずはオルカンを買っておけば間違いが少ない、というのが正直なところだ。

ごまもち
🐾 ごまもち
まよったら、人気のオルカンってこと?🐾
あずき
あずき
うん、まずはオルカンで始めて、合わなければ変えればいい。それが一番損しにくいよ。

⚠️ オルカンを買うときの絶対チェックポイント

最後にとても大事なポイント。「オルカン」と一口に言っても、実は 似た名前の商品が複数ある ので、買う前に必ず銘柄名を確認してほしい。

✅ 買うべき正解
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

ポイント①:必ず「Slim」がついていること。「Slim」のない類似商品は経費率が高いので注意。
ポイント②:「オール・カントリー」を選ぶ。「日本除く」というバージョンもあるけれど、人気No.1は オール・カントリー(日本も含む)。日本株は別で持っている人は「日本除く」でもOKだが、ふつうはオール・カントリーで十分。

検索画面や購入画面でうっかり別商品を選ばないよう、買う前にもう一度確認すれば失敗はない。


7. わたしの今後のスタンス

ちなみに、わたし自身のこれからの方針はこう。

  • これまで積み上げたS&P500(特定口座+旧つみたてNISAで約3,267万円)はそのまま保有(新規積立はなし)
  • 新NISAでは月5万円のオルカン積立を継続(コツコツNISA枠を消費)
  • 米国の成長は信じているので大胆に切り替える気はない。オルカンで「ちょっとだけマイルドに」

すでに積み上がったS&P500を売るつもりは一切ない。売らずに保有を続けて、新規分はオルカンで分散 という、ゆるい移行プランだ。

📚 補足:旧つみたてNISAの出口戦略

ちなみに、わたしのように 2018年から旧つみたてNISA(2023年で受付終了)で積み立ててきた人 は、こんな疑問が浮かぶかもしれない。

「旧つみたてNISAで買った投信、いつ売ればいい?ずっと持っていていいの?」

結論から書くと、何もせず持ち続けるのが正解

💡 旧つみたてNISAのルール(おさらい)
各年に購入した分は、購入年から20年間が非課税期間(例: 2018年購入分は2037年末まで非課税)
新NISA(2024年〜)とは完全に別枠。新NISAの1,800万円枠とは別に、旧NISAの残高はそのまま非課税で持てる
非課税期間が終わると、自動で特定口座へ移管(その時点の時価が新しい取得価額になる)

これを踏まえると、出口戦略は3パターン考えられる。

🎯 旧つみたてNISA 3つの選択肢
そのまま20年間保有する(王道) — 非課税期間をフル活用。期間終了時に特定口座へ自動移管される
売却して新NISAで買い直す — 利益確定の必要は基本ない(資金が必要なときに売るくらい)
非課税期間終了前に売る — 急ぐ理由がなければ非推奨

つまり、「旧つみたてNISAは、買ったまま放置でOK」。20年の非課税期間が終わったら自動で特定口座へ移るので、わざわざ売却したり何かする必要はない。「最強の長期投資装置」 だと思って、大事に保有を続けるつもりだ。

わたし自身の旧つみたてNISA(約438万円)も、何もせず保有し続ける予定。最後の1本(2023年購入分)は2042年末まで非課税で運用できる計算だ。

ごまもち
🐾 ごまもち
もうなにもしなくていいって、らくちんだね🐾
あずき
あずき
ね、忘れてるぐらいがちょうどいいって言うしね。

まとめ

最後にこの記事のポイントをまとめておく。

  • わたしはS&P500系を 約3,267万円(95%)、オルカンを 約179万円(5%) 保有
  • 2018年からS&P500メイン、新NISA(2024年)からオルカン月5万円を追加
  • オルカンを始めた理由: 多少の分散+一番人気+ヴァンガード10年予測
  • 両方買って2年、率直な感想は 「大きな差はない、値動きも似ている」
  • これから始める人には オルカン推奨(不安要素を吸収・情報多い・失敗しにくい)
  • わたしの今後: 既存S&P500は保有継続、新規分はオルカンへ。ゆるく分散比率を上げていく

「迷ったらオルカン」「合わなければ変えればいい」——投資はやってみないとわからないことが多い。まず始めて、続けながら自分で考えていくのが結局いちばん早いと思っている。

関連記事

広告
SBI証券 — オルカン・S&P500の積立はここから

eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)・米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500すべて買付手数料無料。クレカ積立(三井住友カード)でポイントも貯まる、わたしのメイン口座として8年以上愛用中。

SBI証券の公式サイトを見る →
TAGS#インデックス投資
この記事をシェア
🐾 関連記事
新NISA完全ガイド。34歳フリーランスのわたしが、1,800万円を10年で埋める道筋を全部書きます
investment
新NISA完全ガイド。34歳フリーランスのわたしが、1,800万円を10年で埋める道筋を全部書きます
債券は本当に必要?——年金・持ち家・働く力という『隠れ債券』で考えてみた
investment
債券は本当に必要?——年金・持ち家・働く力という『隠れ債券』で考えてみた
新NISA おすすめ証券会社2026——SBI・楽天・マネックスを比較して、初心者に勧めるならどれ?
investment
新NISA おすすめ証券会社2026——SBI・楽天・マネックスを比較して、初心者に勧めるならどれ?
住信SBIネット銀行を8年使ってわかったこと——目的別口座・ハイブリッド預金・手数料無料の威力
investment
住信SBIネット銀行を8年使ってわかったこと——目的別口座・ハイブリッド預金・手数料無料の威力