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つみたて投資枠に「債券」がやってくる。2026年のNISA改正を調べてみた【2027年1月から】
ニュース2026-07-02📖 約10分で読めます

つみたて投資枠に「債券」がやってくる。2026年のNISA改正を調べてみた【2027年1月から】

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ごまもち
🐾 ごまもち
つみたてNISAが、また かわるの?🐾
あずき
あずき
そう。しかも、わたしの好きな「債券」が仲間入りするんだよ。今日はその話。

2026年度(令和8年度)の税制改正で、NISAがまた少し変わる。いくつか改正点があるけれど、わたしがいちばん「おっ」と思ったのは、つみたて投資枠に「債券」が入る ことだ。

BND(米国債券ETF)を地味に持ち続けているわたしとしては、これは気になるニュース。この改正は 2026年3月31日にもう法律として成立していて、施行は2027年1月から(細かい部分は政省令待ち)。今日は2026年7月2日。スタートまで、ちょうど半年 だ。始まってから慌てないように、今のうちに、なにが変わって、自分に関係あるのかまで、見ていく。


1. まず、2026年のNISA改正はこの3つ

ざっくり言うと、今回の改正の柱は3つ。

📌 2026年度NISA改正・3つの柱
① 債券追加つみたて投資枠に「債券」の投信が入る(2027年1月〜)。今日の主役
② こどもNISAつみたて投資枠を 18歳未満にも解禁(2027年1月〜)。年60万円・総額600万円
③ 新指数追加つみたて枠の対象に 「読売333」「JPXプライム150」 など新しい株価指数も加わる

このうち、あずき的にいちばん語りたいのは ①の債券追加。まずはそこから。②③はそのあと、さらっと触れる。


2. 主役: つみたて枠に「債券」が入る(2027年1月〜)

これまで、つみたて投資枠で積み立てられる投信は、「主に株式に投資するもの」 に限られていた。だから、選べるのはオルカンやS&P500のような 株式のインデックス投信 ばかりだった。

それが今回の改正で、対象の要件が 「主に株式または債券に投資するもの」 に広がる。この「または債券」が、新しく加わった部分だ。つまり、

  • 債券が中心の投信(運用資産の50%以上が債券のもの)
  • 株式と債券をまぜたバランス型の投信

こういう「値動きがマイルドな選択肢」も、つみたて枠で積み立てられるようになる。

📊 つみたて投資枠、なにが変わる
これまで「主に株式」の投信だけ(オルカン・S&P500など)
これから「主に株式または債券」に拡大。債券投信・バランス型も選べる
いつから2027年1月〜

3. なぜ債券が入るのは、うれしいのか

株式だけのつみたて枠に、なぜ債券を足すのか。ねらいはシンプルで、「株はこわい」という人にも、始めやすくするため だ。

株式のインデックスは長期では強いけれど、値動きは大きい。暴落が来ると、初心者ほど「こわくてやめてしまう」。そこで、値動きがゆるやかな債券やバランス型を選べるようにして、続けやすくする という発想だ。

わたし自身、BNDという米国債券ETF を持っている。あの記事で「守りというより気休め」と書いたけれど、"全部株式じゃない"という安心感 は、続けるうえで意外と大事だと思っている。その選択肢が、つみたて枠にも入ってくるのは、いいことだ。

ごまもち
🐾 ごまもち
さいけんって、かぶより やさしいの?🐾
あずき
あずき
値動きがゆるやかなぶん、安心して持ちやすいんだ。そのかわり、増える力は株より控えめだよ。

ただし、ひとつ注意。

⚠ 「BNDがつみたて枠で買える」わけではない
つみたて枠の対象は、金融庁の基準を満たす 低コストの投資信託 が中心。わたしの持つBNDのような 海外ETFがそのまま買えるようになる話ではない。あくまで「債券中心の投信の選択肢が増える」ということ。

それと、もうひとつ大事な線引き。「毎月分配型」は、今回もつみたて枠の対象に入らない。理由は HDVが毎月分配になった話 でくわしく書いたけれど、毎月分配はタコ足分配の懸念があって、長期の資産形成には向かないとされているからだ。


4. 補足①: こどもNISAも始まる(2027年1月〜)

もうひとつの目玉が こどもNISA。つみたて投資枠が、0歳〜17歳にも解禁 される。

  • 年間60万円 まで、総額600万円 まで
  • 非課税期間は 無期限
  • 引き出しは12歳以降。ただし 教育費・生活費などの使途に限られ、子ども本人の同意(書類の提出) も必要
  • 18歳になると大人のNISAへ移行。積み立てた分は 大人の生涯枠1,800万円に引き継がれる
💡 「枠が増える」わけじゃない。「早く始められる」だけ
こどもNISAで積み立てた分は、大人の生涯枠1,800万円の "内数"。600万円ぶん使えば、大人になってからは残り1,200万円の枠で投資することになる。非課税の枠そのものが増えるわけではない
変わるのは スタートのタイミング。これまで18歳からだった投資が、0歳から始められるようになる。18年ぶん長く運用できて、複利は時間が長いほど効くから、この「早く始められる」は地味に大きい。

教育資金を、非課税で長くコツコツ育てられる箱ができる、というイメージ。子どもや孫のために使いたい人には、大きな改正だ。

わたしには子どもがいないので直接は関係ないけれど、「18年かけて非課税で積み立てられる」 のは、制度としてかなり手厚いと思う。


5. 補足②: 新しい株価指数も仲間入り(読売333・JPXプライム150)

つみたて投資枠の対象は、債券だけでなく 株式のほうでも広がる。日本株の新しい指数、「読売333」と「JPXプライム150」 が対象に加わった。

  • 読売333: 国内の主要333社を、ほぼ同じ比率(等ウェート)で持つ、読売新聞社の指数
  • JPXプライム150: プライム市場から「稼ぐ力」が高いとされる150社を選んだ指数

さらに「組み合わせ要件」も撤廃され、これらの指数だけに連動するシンプルな投信 も選べるようになる。オルカン・S&P500に、日本株の選択肢が足される、というイメージだ。

そして、「見送られたもの」もある

じつは、金融庁が要望していたのに 今回は採用されなかった 改正もある。それが 「売却枠の当年復活」。売って空いた非課税枠を、翌年ではなく同じ年のうちに使い直せるようにする、という案だ。

ニュースで「枠がすぐ復活する」と見た人がいるかもしれないけれど、これは今回は見送り。ただ、もともとこの話が効いてくるのは 総枠1,800万円を使い切ったあと の入れ替えの場面。多くの人には当面関係ないので、慌てなくて大丈夫 だ。


6. あずきの本音

正直に言うと、今回の改正で わたし自身の買い方は変わらない

  • つみたて枠は、これまでどおりオルカン・S&P500 で埋めるつもり。長期で増やす主軸は、やっぱり株式のインデックス
  • 債券(BND)は、いまも特定口座で 持っている。つみたて枠に債券が入っても、わたしのBNDが直接そこで買えるわけではないし、無理に移す気もない
  • こどもNISAは対象外。「枠の当年復活」は今回見送りだし、どのみちわたしには関係ない

じゃあ、どうでもいいニュースかというと、そうでもない。「株はこわい」で一歩を踏み出せなかった人に、債券という“ゆるやかな入口”ができる のは、素直にいいことだと思う。投資は、増やすこと以上に 「続けられること」 が大事だからだ。

わたしの結論はこう。自分の主軸は変えない。でも、これから始める人には、選択肢が増えていい改正


7. じゃあ、わたしたちはどう向き合う?

制度が変わると、つい「なにか動かなきゃ」と焦る。でも大事なのは、「自分はどうするか」を落ち着いて決める こと。立場べつに、わたしなりの向き合い方を書いておく。

🌱 これから始める人へ
「株はこわい」で足が止まっていたなら、債券やバランス型はいい入口になる。まずは少額で、値動きに慣れるところから。ただし 債券は"増やす力"は株より控えめ。主役はやっぱり株式インデックスで、債券は"こわさをやわらげる補助輪"くらいに考えておくといい。
📈 すでに株式インデックスで積み立てている人へ
あわてて債券に乗り換える必要はない。長期でコツコツ増やすなら、オルカンやS&P500のインデックス一本でも十分 だと、わたしは思っている。じっさいわたしも債券(BND)を持ってはいるけれど、それは"お守り"くらいの位置づけで、増やす主役はずっと株式インデックスだ。債券が気になるなら"枠の一部だけ"守りとして混ぜるか、くらいの温度感で十分。
👶 子育て世代の人へ
こどもNISAは教育資金を育てられる箱だけど、ここは 注意が必要。投資は本来 10年、20年かけてこそ の話だ。大学の資金のように「使うのが十数年先」なら長期投資が生きるけれど、小学・中学で使うお金は、期間が短くて「長期」とは言えない。数年後に使うと決まっているお金を株などに入れると、いざ必要なときに値下がりしている恐れがある。だから 近いうちに使うお金は、現金で持っておくほうが安心 なことも多い。投資に回すなら「当分使わない、長い時間をかけられるお金だけ」。無理に満額を目指さず、家計と相談して。
📰 「枠がすぐ復活する」というニュースを見た人へ
それは金融庁の要望どまりで、今回は見送りになった話。そしてそもそも、効いてくるのは総枠1,800万円を使い切ってから。今はコツコツ埋めることに集中すればいい。

要するに、制度が増やしてくれるのは"選択肢"であって、"やるべきこと"ではない。選択肢が増えても、自分の軸(長期・積立・分散)がぶれなければ、慌てて動く必要はない。


8. まとめ

最後に、この記事のポイントを整理する。

  • 2026年度の改正で、つみたて投資枠に「債券」が入る(2027年1月〜)。株式一辺倒だった枠に、値動きマイルドな選択肢が加わる
  • ねらいは「株はこわい」人にも 続けやすくする こと
  • ただし BNDのような海外ETFが買えるわけではない。あくまで債券中心の投信の選択肢が増える
  • 同時に こどもNISA(0〜17歳・年60万・総額600万・無期限)も2027年1月から
  • つみたて枠の対象には 新しい株価指数(読売333・JPXプライム150) も追加。組み合わせ要件も撤廃
  • 金融庁が要望した 「売却枠の当年復活」は今回は見送り(そもそも総枠1,800万を使い切った後の話なので、慌てなくてOK)
  • あずきの本音: 自分の主軸(株式インデックス)は変えない。でも、始める人には入口が増えていい改正

制度は、こうして少しずつ「あらゆる世代が使いやすい」方向に育っている。自分に関係あるところだけ、つまみ食いで知っておけば十分だ。

ごまもち
🐾 ごまもち
あずきは、やりかた かえないんだね🐾
あずき
あずき
うん。でも、はじめる人の入口が増えるのは大歓迎。続けることが大事だからね。
⚠ 免責事項 この記事はあずき個人の見解・体験のシェアです。特定の銘柄・金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。制度の内容や施行時期は今後変更される場合があり、最新かつ正確な情報は金融庁や証券会社の公式情報をご確認ください。投資は価格が変動し、元本を割り込む可能性があります。必ずご自身の判断と責任で行ってください。

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TAGS#新NISA#債券#制度改正
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