暴落・含み損とのつきあい方——わたしがコロナショックで学んだこと
長く投資をしていると、必ず暴落・下落の局面に出会う。そして含み損と向き合う日々もやってくる。今でこそ淡々と過ごせるようになったけれど、そう思えるようになるまでにはいくつかの経験があった。今日はそのあたりを、リアルに書いてみる。
結論:基本は静観・大きく下がったら買い増し
まず結論から書くと、わたしの暴落時のスタンスはとてもシンプル。
これだけ。シンプルだけど、ここに辿り着くまでの経験が一番大事だったと思っている。
コロナショックで資産が1/3に下落した話
わたしが投資を始めたのは2018年。本格的な下落を初めて経験したのは、2020年3月のコロナショックだった。
当時、資産が3分の1程度に下落した。投資を始めて2年、コツコツ積み上げてきた額が一気に削られていく感覚は、正直しんどかった。
でも結果的に、わたしは何もしなかった。理由は、本業が忙しすぎたから。
当時はコロナ初期で世の中がバタバタしていて、わたしの仕事は配信案件が急増して毎日必死に働いていた。株価をじっくり見ている余裕すらなかった——というのが、結果的にいちばんの幸運だったかもしれない。
「航路を守れ」——呪文のように唱えていた
コロナショックのとき、心の支えになったのはインデックス投資の格言だった。
「航路を守れ(Stay the course)」——バンガード創業者ジョン・ボーグルの有名な言葉。荒れた相場でも進路を変えず、決めた方針を守り続けるという意味だ。これを、ほとんど呪文のように唱えていた記憶がある 笑。
実際、その通りになった。慌てて売らずに済んだから、その後の回復局面でしっかり恩恵を受けられた。
格言って侮れない。困ったときに頭の中で繰り返すと、不思議と落ち着いてくる。「決めた航路を守る」——これは投資でも人生でも、忘れたくない言葉だなと思っている。
2022年の下落・最近のTACOトレード
コロナショック以外の下落について書くと——2022年の利上げ局面は、正直あまり記憶にない。下げ続けているときは、わたしはあまり株価を見ない。逆に上がっているときはワクワクして毎日チェックしてしまう、そんな生き物だ。
直近で印象的だったのは、いわゆるTACOトレードの局面。トランプ関税の発表・撤回の繰り返しと、中東情勢(イラン)の緊迫で、相場が結構振り回された。
でもこのときも、コロナを経験した余裕からわりと静観できた。多少の買い増しもできたけれど、「もっと落ちるかも」と欲張ってしまって、結果的にはタイミングを逃した部分もある。完璧な底値で買うのは無理——これも経験から学んだことの一つ。
含み損とのつきあい方
正直に言うと、今わたしのポートフォリオには含み損になっている銘柄も複数ある。でも気にしすぎないようにしている。
その理由はシンプルで、
特に③が大事。「売らない前提」で持っているから、含み損は紙の上の数字でしかない。配当金がきちんと入ってくるなら、それで役割を果たしてくれている。
含み損が出ている銘柄も、いつか助けてくれるときがやってくる——そう思って、ガチホしている。
わたしの買い増しルール
買い増しのタイミングは、ざっくりこんな感じ。
最近の日本株は調子がいいので、10%下落でもセクターバランスを見ながら拾うこともある。ガチガチのルールではなく、わりと臨機応変にやっている。
コロナショックを経験できたことのありがたさ
振り返ると、早い段階でコロナショックを経験できたのは、結果的にラッキーだったと思っている。
ただ、コロナショックは回復が早かった暴落だったとも言われる。「あれはまだ序の口」「リーマンショック級が来たらまた違う」という意見もよく聞く。たしかに、最初の経験がリーマンショック級だったら、わたしもリタイアしていたかもしれない。
それでも、一度大きな下落を経験して乗り越えたという感覚は、その後の投資人生で確実に支えになっている。今後どんな暴落が来ても、「あのときも乗り越えられた」と思えるベースができたのは大きい。
まとめ:暴落は怖いけど、乗り越えれば「経験」になる
長く投資を続けていると、必ず大きな下落の波がやってくる。そのとき売らずにいられるかどうかが、長期投資の本当の分かれ道だと思っている。
そして、暴落を一度乗り越えると、不思議と次からは少し落ち着いて見られるようになる。経験は最大の防御だな、と本当に思う。
含み損は紙の上の数字。売らなければ確定しない。配当金がしっかり入ってくるなら、その間に株価は戻ってくる——そう信じて、わたしは今日も静かにガチホしている。
- 暴落時の基本スタンスは「静観・売らない・慌てない・見すぎない」。15〜20%下落で買い増し検討
- コロナショックで資産が1/3に下落。仕事が忙しく株価を見られなかったことが結果的に幸運に
- 「航路を守れ(Stay the course)」というボーグルの言葉を呪文のように唱えていた。格言は侮れない
- 2022年は記憶にないぐらい。下落時は株価を見ない、上がってるときはワクワクする単純な性格
- 含み損が出ている銘柄も複数あるが、全体プラス+セクター分散+配当メインで気にしない。「株同士の支え合い」
- 買い増しは臨機応変に。日本株好調期は10%下落でもセクターバランス見ながら拾う
- コロナショックを早期に経験できたのは結果的に幸運。「経験は最大の防御」になっている




