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iDeCoを放置していた3年間。控除は金額ではなく年数で決まると知って、最低額で再開する
サイドFIRE2026-08-13📖 約18分で読めます

iDeCoを放置していた3年間。控除は金額ではなく年数で決まると知って、最低額で再開する

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ごまもち
🐾 ごまもち
ほったらかしの りんごばこ、あけてみたの?🐾
あずき
あずき
うん。前に「60歳まで開けられないりんご箱」って書いたやつ。中身は増えてたんだけど、別のところで損してた。

会社を辞めてから3年、iDeCoを放置していた。

正確に言うと、企業型DCからiDeCoへの移換だけは辞めたときに済ませて、そのあと掛金は1円も出していない。中身はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に全部入れたまま、ずっと触っていなかった。

📊 わたしのiDeCo(2026年8月12日時点)
資産残高2,716,759円
拠出金累計1,241,185円
損益+1,475,574円
中身は eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)100%。SBI証券

放置でいいと思っていた。理由は3つある。

🙈 放置していた理由
勝手に増えていく。271万円あって、S&P500に入れてあるので放っておいても働いてくれる
NISAを埋めるほうが先。[1,800万円の枠](/blog/new-nisa-1800-strategy)がまだ残っている
資産は5,000万円を超えた。老後の箱をこれ以上急いで増やす必要を感じていなかった

いまも、この3つの判断が間違っていたとは思っていない。

でも先日、動画でiDeCoの受け取り方が解説されているのを見て、「受け取るときに税金がかかる」という話が引っかかった。増えるところばかり見ていて、出すところをちゃんと考えていなかった

そこで数字を全部並べてみたら、放置していることのコストが、思っていたものと違った


1. 放置でも、手数料は出ていく

まず手数料の話から。かかること自体は知っていた。金額も小さい。ただ結局そこが問題ではなかった、というのがこの章の話だ。

iDeCoは掛金を止めても口座は残る。この状態を運用指図者という。掛金は出さず、これまでの資産の運用だけを続ける立場だ。

このとき、信託銀行への手数料だけは払い続ける

📊 iDeCoの口座維持コスト(年額)
いま
2027年1月から
拠出しない(いまのわたし)
792円
792円
毎月拠出する
2,052円
2,232円
※表は横にスクロールできます
信託銀行に月66円。拠出するとさらに国民年金基金連合会へ1回105円(2027年1月納入分から月120円に変更)。SBI証券は運営管理機関の手数料が0円なので、この2つだけ

年792円。金額としては小さい。ただ、これを残高で割ると別の顔が見える。

💰 残高271万円に対する割合(年率)
eMAXIS Slim 米国株式の信託報酬0.0814%
口座の維持費(792円)0.029%
合わせると0.111%

信託報酬0.08%の商品を選んだつもりでいたのに、口座の維持費を足すと実質0.11%。ちょっとモヤっとした。

とはいえ792円は残高に関係なく定額なので、残高が増えれば率としては薄まる。再開すれば手数料は年2,232円になるので、率としてはむしろ上がる。だから「率が高いから損」という話ではない。

引っかかったのは、金額ではなく中身のほうだ。この792円を払い続けながら、iDeCo最大のメリットである所得控除は1円も使えていない。払うだけ払って、もらうものをもらっていない状態が3年続いていた。

ここまでは「まあ、もったいないな」くらいの話だ。本題はここからだった


2. 受け取るときに、税金がかかる

iDeCoは60歳以降に受け取る。受け取り方は3つある。

📦 iDeCoの受け取り方
一時金としてまとめて受け取る → 退職所得控除が使える
年金として分割で受け取る → 公的年金等控除が使える
①と②の併用
受け取り開始は60歳から75歳のあいだで選べます。60歳で受け取らなければいけない決まりはありません

わたしが考えているのは①の一時金だ。まとめて受け取って、そのお金で高配当株を買うか、生活費に回すかを決めたい。

このとき使えるのが退職所得控除で、ここに入る金額までは税金がかからない。

問題は、その枠がどう決まるかだった。


3. 控除は金額ではなく、年数で決まる

ここをちゃんと理解していなかった。

退職所得控除の枠は、いくら積み立てたかでは決まらない。何年やったかで決まる。

📊 退職所得控除の計算式
20年以下40万円 × 年数
20年を超える部分800万円 + 70万円 ×(年数−20)
1年未満の端数は1年に切り上げ。この枠を超えた分は、さらに半分にしてから課税されます

つまり月5,000円でも月68,000円でも、枠の増え方は同じだ。年数さえ積めば、枠は勝手に伸びる。

ごまもち
🐾 ごまもち
たくさん いれたほうが、はこも おおきくなるんじゃないの?🐾
あずき
あずき
それがちがうの。箱の大きさは、続けた年数だけで決まるんだよ。

4. 放置している間、年数は1年も増えていなかった

そしてここが、今回いちばん驚いたところだ。

年数として数えられるのは掛金を出していた期間だけ。掛金を止めている運用指図者の期間は、1日も入らない

確定拠出年金法では「加入者」と「運用指図者」は別の身分で、控除の年数に入るのは加入者だった期間のほうだ。

ややこしいのは、iDeCoの明細に載っている年数が、これとは別のものだという点だ。「通算加入者等期間」という名前で、こちらは何歳から受け取れるかを判定するための年数になる。止めていた期間も入るので、控除の年数だと思って見ると枠を多く見積もってしまう。

⚠️ 似ているけれど、まったく別のもの
何に使う数字か
止めていた期間
通算加入者等期間
何歳から受け取れるかの判定
入る
退職所得控除の年数
控除の枠の計算
入らない
※表は横にスクロールできます
明細に載っているのは上の「通算加入者等期間」のほうです。これをそのまま控除の計算に使うと、枠を多く見積もってしまいます

わたしの年数は、大学を出て入社した2014年4月から、会社を辞めた2023年3月までの9年で止まっている。企業型DCで掛金を出していた期間はそのまま引き継がれるので、9年ぶんはちゃんと残っている。

ただしそこから先は、3年たっても9年のままだ。残高は増えているのに、枠だけが止まっている。

これが、わたしが把握できていなかったことだった。

これは、会社員のままだと気づかない

掛金が自動で続くので、年数は放っておいても積み上がるからだ。企業型DCなら会社が出してくれるし、iDeCoでも口座振替が毎月走る。止まる理由がない。

止まるのは、会社を辞めたときだ。フリーランスや自営業になった人、収入が落ちて拠出をやめた人、専業主婦・主夫になって所得控除の意味がなくなった人。

なお、収入が落ちたときに拠出を止めるのは、家計を守るためのまっとうな判断だ。手元のお金を確保するほうが先という場面はふつうにある。年数が止まるのは、その代償として受け入れていいものだと思う。

ただし最後の場合、年数を止めないために再開するのが得とはかぎらない。所得税や住民税を払っていなければ、所得控除は1円も戻らないので、拠出しても増えるのは手数料だけになる。このあとの計算は、所得控除が効いている人か、放置したままでも60歳時点の残高が控除の枠を超える人の話だと思ってほしい。

とくにフリーランスには、もうひとつ事情がある。国民年金保険料の免除や猶予を受けていると、iDeCoに加入できない。拠出中に免除が承認されると、その時点で加入資格を失って運用指図者になる。いちばん苦しいときに、年数が止まるしくみだ。

では会社員なら安心かというと、そうでもない。退職金とiDeCoで期間が重なると、控除の枠が削られることがあるからだ。ここはわたし自身にも関わるので、6章で書く。


5. わたしの場合、いくら変わるのか

数字にする。60歳まではあと26年ある。

📊 退職所得控除の枠
年数
控除の枠
このまま放置
9年
360万円
再開して60歳まで
35年
1,850万円
※表は横にスクロールできます

360万円が1,850万円になる。5倍だ。しかも増やすのに必要なのは金額ではなく年数なので、月5,000円の最低額でこの差がつく

ただしこの35年は、26年間ずっと拠出を続けられたらの話だ。国民年金の被保険者でなくなれば加入資格は消えるし、4章で書いた保険料の免除でも止まる。それ以前に、26年は自分で止めない自信を持てるほど短くない。1年止まれば枠は70万円減る。表の1,850万円は、うまくいったときの上限として見てほしい。

では、実際の税金はどう変わるか。いまの271万円と、再開した場合の積立を、それぞれ年5%と年7%で回した場合で計算した。

📊 60歳(2052年)に一時金で受け取ったときの税金
残高
控除の枠
税金
放置(年5%)
966万円
360万円
512,806円
再開(年5%)
1,285万円
1,850万円
0円
放置(年7%)
1,578万円
360万円
1,415,671円
再開(年7%)
2,018万円
1,850万円
127,056円
※表は横にスクロールできます
再開は月5,000円で26年拠出した場合。税金は所得税・復興特別所得税・住民税の合計。将来の税制が変わらないと仮定した概算です

年5%なら、51万円が0円になる。年7%なら129万円の差だ。

そして忘れてはいけないのが、拠出している26年間はずっと所得控除が使えるということ。いまのわたしは所得税20%+住民税10%で30%なので、年6万円の拠出で18,000円戻る。増える手数料は年1,440円だから、出口の税金を抜きにしても、最低額で十分に取り返せる

💰 月5,000円で再開した場合、26年ぶんの損得
拠出する総額1,560,000円
所得控除で戻る(税率30%)+468,000円
増える手数料−37,440円
出口の税金が減る(年5%)+512,806円
差引+943,366円
手数料は2027年1月以降の年2,232円と、放置した場合の年792円との差で計算。所得控除の468,000円は「税率30%のまま26年」という上限に近い数字で、税率が10%なら年6,000円、課税所得がなければゼロになります。拠出する1,560,000円は自分の資産に移るだけなので差引には入れていませんが、そのお金は60歳まで引き出せなくなります

手数料の増加は26年で37,440円。それを差し引いても、94万円のプラスになる。ただしこれは税率30%が26年続いた場合だ。所得控除がまったく効かなくなっても475,366円は残るので、幅で言えば47万〜94万円

この下限は、運用しだいで痩せる。47万円は、放置した271万円が年5%で966万円まで育った場合の数字だ。伸びが鈍いほど、出口の税金減も小さくなる。

ここでひとつ、はっきりさせておきたい。この94万円は「iDeCoを放置した場合」との比較であって、「同じ156万円をNISAに入れた場合」との比較ではない。NISAなら出口の税金はもともとゼロで、途中で引き出すこともできる。

ただ、ひとつだけNISAでは代えがきかないものがある。すでにiDeCoに入っている271万円の出口だ。NISAに156万円を入れても、放置したiDeCoの512,806円は消えない。一時金で受け取るかぎり、この枠を開けられるのはiDeCoの年数を伸ばすことだけだ。所得控除がゼロでも47万円が残るのは、そのためでもある。

裏を返せば、出口の効果があるのは「放置したままでも、60歳時点の残高が自分の控除の枠(わたしなら9年ぶんの360万円)を超える人」だけだ。超えなければ出口で減る税金はゼロになり、残るのは増えた手数料37,440円だけ。そのうえ所得控除も効かないなら、差引はマイナスになる。iDeCoをまだ持っていない人や、枠に届かない人は、所得控除が効くかどうかだけで判断していい。


6. 同じ退職が、入口では損で出口では得だった

もうひとつ、調べていて気づいたことがある。

退職金を先に受け取っていると、iDeCoを受け取るときに控除が調整される。同じ期間で二重に控除を使わせない、というしくみだ。

調整の対象になるのは、iDeCoを受け取る年の前年以前19年内に退職金を受け取っている場合。

わたしは2023年3月に会社を辞めて、退職金を受け取っている。しかも企業型DCの9年間は、その退職金の勤続期間とまるごと重なっている。

📅 19年ルールとの位置関係
退職金を受け取った年2023年
調整の対象になるのは2042年まで
わたしが60歳になるのは2052年
9年以上の余裕をもって、調整の対象から外れます

60歳まで待てば、調整はかからない。控除の枠をまるごと使える。

逆に言えば、退職金を受け取ってすぐの時期にiDeCoを受け取る人ほど損をする。期間が重なっているぶん、控除がほとんど使えないからだ。50代で会社を辞めた人だと、この19年が最後まで残ってしまう。

2023年に会社を辞めたことが、29年後の税金で効いてくる。当時はそんなことを考えていなかった。

同じ退職が、入口では年数を止めた原因で、出口では調整を避けてくれる理由になっている。辞めた時期しだいで、どちらに転ぶかが変わる。

会社員のまま定年まで働く人は、事情が違う

ここは大事なので書いておきたい。退職所得控除の年数は、退職金の勤続年数とiDeCoの加入年数を足し算するわけではない。同じ時期に重なっている期間は、一度しか数えられない。同じ年に両方を受け取る場合は、長いほうの年数が採用される

つまり会社に勤めながらiDeCoを続けても、その年数はすでに勤続年数として数えられているので、枠がそのぶん増えるとはかぎらない。年数が効いてくるのは、わたしのように勤続年数のほうが止まったあとも加入を続ける場合だ。会社員のまま定年まで働く予定の人は、この記事の51万円をそのまま自分に当てはめないでほしい。

なお、出口のルールは最近も動いている。2026年1月から、iDeCoを先に一時金で受け取り、あとから退職金を受け取る場合のルールが変わった。以前はiDeCoの受け取りから5年あければ退職金の控除をまるごと使えたが、いまは10年あける必要がある。出口の設計は、以前より窮屈になっている。

そして、ここがわたしの計算のいちばん弱いところでもある。26年先の税金を、いまのルールで計算している。退職所得控除まわりは数年おきに議論になっていて、実際にいま窮屈になったばかりだ。26年後に同じ枠が残っている保証はない。


7. それでも、主役はNISAのまま

ここまで書くと「iDeCoをもっとやればいいのに」と読めるかもしれない。でも増やす場所としては、NISAのほうがいいと思っている。

🧭 それでもNISAを優先する理由
60歳まで引き出せない。しかも一度始めると、途中でやめて解約することは原則できない。掛金を止めても口座は残り、年792円は払い続ける
月5,000円の再開は「毎月5,000円」ではなく「60歳までこの口座と付き合う」という約束だ。収入が読みにくいフリーランスには、この不自由さは重い
NISAは出口の税金がゼロ。iDeCoは控除の枠を超えれば課税される
iDeCoは年金・退職金の上乗せであって、資産形成の主役ではない

ここまで並べた手数料と控除の計算は、「払う額に見合うか」だけの話だ。そのお金を60歳まで預けていいかは、まったく別の問いになる。手元の現金を厚く持つと決めているなら、口座を持ったまま拠出しない状態を続けるのも筋の通った選び方だと思う。わたしが再開するのは、たまたま生活の余力が先にあるからにすぎない。

そのうえで今回やるのは、金額を増やすことではなく、年数を止めないことだ。

🌱 わたしのiDeCo方針
最低額の月5,000円で再開する。枠は年数で決まるので、これで足りる
増やす部分はNISAのまま。1,800万円を埋めるのが先
受け取りは60歳以降に一時金で。19年ルールの外に出てから
🔍 なぜ「月5,000円」なのか
年単位拠出という方法を使うと、年1回だけ拠出して年5,000円まで下げられる。
ただし2027年1月から、手数料の数え方が「拠出1回あたり」から「拠出した月数ぶん」に変わる。年1回でも12か月ぶんの1,440円がかかる。控除は1,500円(税率30%の場合)なので、ほぼトントンだ。
減らしても得をしない。だから月5,000円にする。

iDeCoを「増やす箱」ではなく「控除を使うための箱」として、最低額で持っておく。これがいまの結論だ。

なお2026年12月に制度が変わる。加入できる年齢が65歳未満から70歳未満に広がり、フリーランスの上限も月68,000円から75,000円に上がる。70歳まで続ければ年数は45年になり、控除の枠は2,550万円まで伸びる計算だ。

ただし加入には国民年金の被保険者であることなどの条件がつく。いまの時点では捕らぬ狸なので、制度が動いてから改めて調べたい。

急いで決めなくていい話ではある。ただ年数だけは、待っている間も増えない。それがわかったのが、今回いちばんの収穫だった。

最後に書いておくと、これはすでに口座を持っているわたしの話だ。まだ持っていない人にとっては、年数を積むために口座を開くこと自体が「60歳まで引き出せないお金をつくる」という決断になる。わたしも、いまゼロから始めるかと聞かれたら即答できない

ごまもち
🐾 ごまもち
はこを もってるひとは、とめないほうが いいの?🐾
あずき
あずき
わたしはね。ただ、いつでも使えるお金をいちばんにしたい人なら、止めたままでいいと思う。

まとめ

🐾 この記事のまとめ
  • 会社を辞めてから3年、iDeCoを271万円のまま放置していた。勝手に増えるし、NISAを埋めるほうが先だと思っていたから
  • 放置していても年792円かかる。残高で割ると0.029%で、信託報酬0.0814%と合わせて実質0.111%。しかも所得控除は1円も使えていない
  • ただし本当の問題は手数料ではなかった。退職所得控除は金額ではなく年数で決まる(20年以下なら40万円×年数、20年超なら800万円+70万円×超過年数)
  • そして掛金を止めている期間は、年数に1日も入らない。確定拠出年金法上、加入者と運用指図者は別の身分だから
  • 明細に載っている「通算加入者等期間」は受給開始年齢の判定用で、控除の年数とは別物。止めていた期間も含まれるので、そのまま使うと枠を多く見積もる
  • わたしの年数は2014年4月から2023年3月までの9年で止まっている。控除の枠は360万円だが、月5,000円で再開して60歳まで続ければ35年・1,850万円になる(26年間ずっと拠出できたら、という前提つき)
  • 60歳で一時金として受け取ったときの税金は、年5%で回した場合放置なら512,806円、再開すれば0円。年7%なら129万円の差
  • 26年ぶんで見ると、拠出156万円に対して所得控除468,000円+出口の税金減512,806円−手数料37,440円=約94万円のプラス。所得控除は税率30%が26年続いた場合の上限に近い数字だが、運用が年5%なら控除がまったく効かなくても475,366円は残る
  • つまり幅で言えば47万〜94万円。ただし下限の47万円は放置した271万円が966万円まで育つ前提で、伸びが鈍って控除の枠に届かなければ出口の効果は消え、所得控除も効かなければ差引はマイナスになる
  • 同じ退職が、入口では損で出口では得だった。9年で年数が止まった原因でありながら、退職金との重複調整(前年以前19年内)からは外れる。2042年を過ぎればいいので、60歳(2052年)なら調整はかからない
  • 会社員のまま定年まで働く人は事情が違う。退職金の勤続年数とiDeCoの加入年数は足し算にならず、同じ年に受け取るなら長いほうが採用される。勤めながら続けても枠が増えるとはかぎらないので、この記事の51万円をそのまま当てはめないでほしい
  • それでも主役はNISAのまま。60歳まで引き出せず、途中でやめて解約することも原則できない。iDeCoは増やす箱ではなく、控除を使うための箱として最低額で持つ
  • この94万円は「放置した場合」との比較で、同じ156万円をNISAに入れた場合との比較ではない。ただしすでにある271万円の出口は、NISAでは開けられない。NISAに入れても放置したiDeCoの512,806円は消えないからだ。逆に言えばこれは放置したままでも60歳時点の残高が自分の控除の枠(わたしなら360万円)を超える人の話で、そうでない人は所得控除が効くかどうかだけで判断していい
  • 2026年12月の改正で加入は70歳未満まで、フリーランスの上限は月75,000円に。70歳まで続けられれば控除の枠は2,550万円になるが、国民年金の被保険者であることなどの条件がつく
  • ただしこれはすでに口座を持っていて、生活に余力があるわたしの話。まだ持っていない人や、持ったまま止めておくと決めた人には、年数を積むこと自体が「60歳まで引き出せないお金をつくる」という決断になる。わたしも、いまゼロから始めるかと聞かれたら即答できない

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⚠ 免責事項 この記事はあずき個人の体験・考えの記録であり、特定の銘柄や金融商品への投資を推奨・勧誘するものではありません。iDeCoの手数料や税制の説明は執筆時点(2026年8月)の内容にもとづくもので、今後変更される可能性があります。掲載しているシミュレーションは、将来の運用利回りと税制が一定であると仮定した概算であり、正確性や実現性を保証するものではありません。退職所得控除の年数の数え方や、退職金との重複調整の判定は個人の勤務歴・加入歴によって大きく変わります。実際の受け取り方や税額の判断は、必ず運営管理機関・税務署・税理士などにご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。投資は価格が変動し、元本を割り込む可能性があります。
TAGS#iDeCo#サイドFIRE#税金・社会保険
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