フリーランスの社会保険——国民健康保険・国民年金・住民税、月8万円の現実
会社をやめてフリーランスになると、社会保険の仕組みが大きく変わる。会社員のときは給与から天引きされていたのであまり意識しなかったけれど、自分で払うようになって初めてその重さを実感した。辞める前からちゃんと調べて覚悟はしていたつもりだったけど、やっぱり結構な負担だと感じている。
会社員とフリーランス、何が変わるのか
会社員のときは健康保険(協会けんぽ等)と厚生年金に加入していて、保険料は会社と折半だった。フリーランスになると、健康保険は国民健康保険へ、年金は厚生年金から外れて国民年金のみになり、どちらも全額自己負担になる。
さらに住民税も忘れてはいけない。会社員のときは毎月少しずつ給与から引かれていたけれど、フリーランスになると前年の所得をもとに一括または4回払いで請求が来る。これが思ったより大きな金額になる。
実際いくらかかるか
わたしの場合、おおよそこんな感じの負担になっている。
月8〜9万円。これが毎月確実にかかる固定費として乗ってくる。自治体や年齢によっても変わるし、フリーランスの収入は不安定な部分もあるから、この金額は常に頭に置いておく必要があると思っている。
保険料を抑えるために意識していること
国民健康保険料と住民税は前年の課税所得をもとに計算される。つまり、課税所得を下げることで翌年の保険料・住民税を抑えることができる。
そのためにわたしが意識していることはシンプルに4つ。
これをきちんとやるかどうかで、翌年の国民健康保険料や住民税が変わってくる。面倒だけれど、フリーランスには大事な作業だと思っている。
支払い方法——住信SBIとの相性問題
わたしはキャッシュレスで生活を完結させることを目指していて、メインバンクは住信SBIを使っている。
国民健康保険は住信SBIからの引き落としに対応している(自治体によって異なる場合あり)。こちらは問題なく自動化できている。
一方で国民年金は、住信SBIの口座振替に現時点では対応していない。これがちょっと不満なところで、他の銀行では対応しているところもあるのでぜひ対応してほしいと思っている。
現状、国民年金はスマホアプリでの支払いができる。対応しているのはPayPay・d払い・au PAY・楽天ペイ・AEON Pay・PayBなど(納付書のバーコードを読み取って支払う方式)。わたしは今はPayPayで支払っているけれど、できれば使うアプリを増やしたくないのが正直なところ。住信SBIのPay-easy(ペイジー)でも払えるのでそちらも選択肢のひとつだ。
正直な感想
辞める前からしっかり調べていたし、覚悟もしていた。でも実際に自分で払い始めると、やっぱり重さを実感する。
会社員のときは給与から自動的に引かれていたから意識しなかったけれど、フリーランスになって「これだけの額が毎月出ていくんだ」と改めてわかった。だからこそ、課税所得をきちんと管理することと、収入を安定させることの両方が大事だと思っている。
社会保険の負担はフリーランスのリアルなコストのひとつ。知った上で独立するのと、知らないまま独立するのとでは、心の準備がまったく違うと思うので、これから独立を考えている人には事前に調べることをおすすめしたい。
- フリーランスになると健康保険・年金・住民税をすべて自分で払う。わたしの場合は月8〜9万円程度(自治体・年齢によって変わる)
- 国民健康保険は前年の課税所得をもとに計算されるので、所得を下げることで翌年の保険料も下がる
- 課税所得を下げる手段:青色申告65万円控除・家事按分・経費の計上・iDeCo・ふるさと納税など
- 住信SBIで国民健康保険の引き落としは可能。国民年金の口座振替は現時点で未対応
- 国民年金はPayPay・d払い・楽天ペイなどのスマホアプリや、Pay-easyでも支払い可能
- 覚悟はしていたけれどやっぱり重い。事前に知っておくことが独立準備で一番大事だと思う




