#金利
8 件の記事
- 2026.09.0520代の持ち家率が過去最高。中身を見たら、買える人だけが20代で家族になっていた金利上昇を背景に、住宅購入を急ぐ若者が増えている、というニュースを読みました。20代以下の持ち家率は40.7%で過去最高、50年ローンを選ぶ若者も増えているそうです。待つほど買えなくなる、50年なら月々は安い、家賃は捨て金。そう思った人もいるはずです。わたしは賃貸で、北海道の十勝に帰っても家を買う予定はありません。理由はあとで書きますが、7月にも見た元の統計に戻ると、この「過去最高」は若者が家を買うようになった話ではありません。20代の夫婦世帯そのものが2000年から74%減っていて、率が上がったのは分母が減ったからです。50年ローンの月々と総利息、金利が上がったときの返済額も計算しました。
- 2026.09.03個人向け国債が過去最高の2.24%に。でも、いちばん上がったのは固定3年だった個人向け国債の固定5年が2.24%になりました。「そろそろ預金から移そうかな」と思った人もいるはずです。わたしは今回も買いません。でも今月の利率の表で、いちばん上がっていたのは固定5年ではなく固定3年でした。なぜ短いほうが大きく上がるのか。理由をたどると、発表から翌日にかけての4円の円高と、わたしの資産が円換算でおよそ100万円軽くなったことまで、1本の糸でつながっていました。300万円の置き場所の計算もやり直しています。
- 2026.09.02長期金利が3%を超えた。30年ぶりで、わたしが4歳のとき以来。前の日に「2.9%台」と書いたばかりだった9月1日、10年物国債の利回りが一時3.0%を超えました。1996年9月以来、約30年ぶりです。8月31日に公開した記事で「いまの長期金利は2.9%台。国が置いた想定金利3.8%は安全側」と書いたばかりで、その翌日に3%が来ました。上がった理由は4つ重なっていて、3つはこの1週間の記事に出てきた顔ぶれです。住宅ローンのフラット35は集計開始以来の最高、変動も引き上げ。30年前の金利を知らないわたしが、3%が家計のどこにつながるかを見た話です。
- 2026.08.31国の予算要求が過去最大の143兆円超になった。目が留まったのは、利払いだけで16.6兆円という1行だった来年度予算の概算要求が今日締め切られ、総額は過去最大の143兆円超になりました。ニュースの見出しは総額ですが、わたしの目が留まったのは別の1行。国が借金に払う利息の見積もりが16兆5,888億円と、1年で27.2%も増えることです。理由は、見積もりに使う金利を3.0%から3.8%へ、29年ぶりの高さに引き上げたから。わたしがこの夏書いた「受け取る2%」の、いちばん大きな反対側です。同じ日に、個人向け国債の税優遇の要望も出ました。国の家計簿と、わたしの家計のつながりを、ひとつずつ見ていきます。
- 2026.08.29新しいFRB議長のひとことで、円は160円に戻った。9月は、日本とアメリカが同じ週に利上げするかもしれない昨夜、アメリカの新しい中央銀行トップ、ウォーシュFRB議長が就任後初めての大きな講演をしました。「インフレが目標に向かっていると確信できなければ、まだやるべきことがある」。このひとことで、市場が織り込む9月の米利上げ確率は3割台から5割超に跳ね、円は約1か月ぶりの160円台へ。同じ日の夕方、財務省は円買い介入がひと月として過去最大の15兆円超だったと公表したばかりでした。そして9月のカレンダーを見ると、FOMCは15〜16日、日銀は17〜18日。同じ週に、日米そろって利上げがあり得る形です。その週、わたしが何をするか(しないか)まで、順番に書きます。
- 2026.08.18TOPIXは年初来高値。その4日後、不動産株がそろって年初来安値をつけた不動産株が相次いで年初来安値、というニュースを読みました。住友不動産は高値から38%安。ところがTOPIXは4日前に年初来高値です。相場が悪いのではなく、不動産だけが売られている。理由は金利でした。長期金利は約30年ぶりの2.945%。これは会社の話だけでなく、住宅ローンを借りている人の話でもあります。
- 2026.07.15アメリカの物価が下がると、なぜわたしのオルカンとBNDが上がるの? 仕組みを調べてみたアメリカの6月の物価上昇率が予想以上に鈍化して、前月比では2020年4月以来の大きなマイナスになった。そのニュースで、米国株は上がり、金利は下がり、ドルは売られた。遠いアメリカの物価の話なのに、なぜ日本にいるわたしのオルカンやBNDが動くのか。登場人物は物価・金利・株・債券の4人だけ。ブレーキ・重力・シーソーの3つのたとえで、お金の連動の仕組みを調べてみた。
- 2026.07.14トヨタを抜いて、銀行が日本一に。『銀行が1位の国ってどうなの?』が気になったので調べてみた三菱UFJの時価総額が約42兆円となり、トヨタを抜いて日本一になった。金融機関の首位はバブル崩壊後初。すごいニュースのはずなのに、SNSには『銀行が1位の国ってどうなの?』という声もあって、正直わたしはピンとこなかった。何がモヤモヤの正体なのか、本当に不健全なことなのか。トヨタを持っている高配当株投資家として、調べてみた。