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米国高配当ETFを今は買わない理由——VYM・SPYD・HDVは優良。でも今じゃない
サイドFIRE2026-06-16

米国高配当ETFを今は買わない理由——VYM・SPYD・HDVは優良。でも今じゃない

ごまもち
🐾 ごまもち
アメリカのこうはいとうかぶ、かわないの?🐾
あずき
あずき
買いたい気持ちはあるんだよ。でも今は買うタイミングじゃないと思ってる。

VYM・SPYD・HDV——米国の高配当ETFは、本やSNSで本当によく取り上げられる人気銘柄。わたしも知っているし、むしろ買いたい優良銘柄だと思っている。特にバンガードのファンなので、VYMは個人的に狙っている1本だ。

それでも、今は買わない。「永遠に買わない」のではなく「今のタイミングで買う理由がない」という話を、できるだけ正直に書いてみる。


結論:優良銘柄、でも「今じゃない」

まず結論。

📊 米国高配当ETFを今は買わない5つの理由
米国株が今は割高。高掴みは高配当投資の鉄則違反
円安で日本人にはさらに割高な状況
二重課税の手間。米国10%+日本20.315%
NISAの優位性。日本株なら配当も非課税
役割分担として中途半端な立ち位置になる

順番に書いていく。


理由①:米国株が今は割高——高掴みは絶対に避けたい

高配当株投資をする上で、わたしがいちばん大事にしている鉄則は 「高掴みしないこと」

高値で買うと、

  • 配当利回りが低くなる(配当額は同じでも、買値が高いと利回り%は下がる)
  • キャピタルロスのリスクも増える(株価がピークから下落すれば含み損)

——という二重のダメージを受ける可能性がある。これは高配当株投資の旨味を相当削いでしまう。

VYM・SPYD・HDVはETF自体は素晴らしい銘柄。長期保有すれば損はしにくいだろうし、株価としても着実に成長している。でも、長期で持つだけならS&P500でいい。配当目当てで今買うには、利回りも価格も魅力に欠けるというのが正直な感覚だ。


理由②:円安で日本人にはさらに割高

これが今の状況をより難しくしている。

米国株を買うときは、円→ドルに替えて買う必要がある。円安だとそれだけで買付コストが上がる——同じドル建ての株でも、日本人にとっては割高な買い物になる。

円高に振れたタイミングなら、利回りも含めて検討できる数字になる可能性がある。でも今は円安。日本人にとっては二重に割高な状況だ。

ちなみに今、米国でわたしが注目しているのは BND(米国総合債券ETF) のほう。利回りや価格を考えると、米国高配当株よりよっぽど合理的な選択に感じている。

ごまもち
🐾 ごまもち
えんやすってわるいことなの?🐾
あずき
あずき
米国株を買う日本人にとっては、ちょっと不利になる感じだね。だから無理に今買わなくていいかなって。

理由③:二重課税という地味な負担

米国株の配当には、米国で10%・日本で20.315% の税金がかかる。これがいわゆる「二重課税」だ。

確定申告で 外国税額控除 を申請すれば、米国分の税金を取り戻せる仕組みはある。ただ、

  • 申告の手間がかかる
  • 控除しきれる金額には上限がある
  • そもそも完全に取り戻せるとは限らない

——というハードルがある。よっぽど旨味がある銘柄でないと、この手間に見合わないというのがわたしの感覚だ。


理由④:NISA制度を考えると、なおさら日本株が有利

これが意外と大きい理由かもしれない。

日本の高配当株をNISA口座で持てば、配当金は完全に非課税。同じ配当を受け取るなら、税金がゼロのほうが効率がいいに決まっている。

一方、米国株をNISAで買っても、

  • 米国分の10%は引かれる(NISAでは外国税額控除も使えない)
  • 日本分は非課税になるが、二重課税分は取り戻せない

つまりNISAの恩恵を最大限享受できるのは日本株。これを考えると、「あえて今、米国の高配当株を買う理由」がほぼなくなってしまう


理由⑤:役割分担として「中途半端」になる

わたしの投資の役割分担は、

📊 わたしの投資の役割分担
インデックス(オルカン・S&P500)資産の最大化
日本高配当株今の生活を充実させる配当金

この2軸で考えたとき、米国高配当ETFは中途半端な立ち位置になってしまう。

  • 資産アップの観点では、結局インデックスに近い値動きをする
  • 配当金の観点では、VOOなどよりは高いけれど、日本株の利回り+NISAには勝てない

「インデックスの劣化版」と「高配当株の劣化版」のあいだに収まってしまう感じ。価格が高くて、利回りが低くて、円安で、税制でも不利——今のタイミングだと、どの観点でも一歩足りない。


買うタイミングはいつ来るか

「今は買わない」という話だけだと一方的なので、わたしが買う気になる条件も書いておく。

💡 米国高配当ETFを買い始めるタイミング
NISA枠を使い切ったとき。日本株NISAの優位性を活かしきった次の一手として
米国株が割安になり、利回りが4%以上になったとき。配当+成長性のバランスが取れる水準
円高に振れたとき。為替の追い風がある状況で買付コストを抑える

このどれかが整えば、配当+成長性のあるVYMやHDVは十分に魅力的な選択肢になる。「今は買わないけど、ずっと候補の一軍」——そういう位置づけで見ている。


未来は誰にもわからない。今のバランスで進む

「もし円安が続いたら?」「もし日本株が衰退したら?」——そう聞かれることもある。

正直に言うと、未来のことは誰にもわからない。なので、あまり深く考えても仕方ないというのがわたしのスタンス。

ただ、アメリカは強いと思っているし、アメリカが元気でいてくれれば日本もなんとかやっていけるのでは——という楽観的な見方もしている。だからオルカン・S&P500というインデックスでアメリカへの投資は続けている。

方針を変える可能性はもちろんある。でも今は S&P500・オルカン・日本高配当株 という3本柱でバランスがとれていると感じているので、米国高配当ETFは「待機リスト」に置いたまま、しばらく機を伺うつもりだ。

ごまもち
🐾 ごまもち
まつのもとうしなんだね🐾
あずき
あずき
そう。買わない決断も、立派な投資判断だと思ってる。

🐾 この記事のまとめ
  • VYM・SPYD・HDVは魅力的なETF。バンガードのファンとしてVYMは特に狙っている優良銘柄
  • でも今は買わない。理由は「割高」「円安」「二重課税」「NISA優位性」「役割分担の中途半端さ」の5つ
  • 高配当株の鉄則は「高掴みしないこと」。今の米国株は配当目当てで買うには利回りも価格も魅力に欠ける
  • NISAでは日本株なら配当が完全非課税。米国株は米国分10%が引かれる。NISAの恩恵を最大化するなら日本株
  • 米国高配当ETFはインデックスと日本高配当株のあいだの中途半端な位置。今はBNDのほうが合理的
  • 買うタイミング:①NISA枠使い切り後 ②米国株割安&利回り4%以上 ③円高に振れたとき
  • 未来はわからないけれど、今はS&P500・オルカン・日本高配当株の3本柱でバランスが取れている
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