NISAで高配当株を買うときに知っておきたいこと——設定・基準・使い分けを正直に書く
NISAで高配当株を買う人が増えている。配当金が非課税になるのは本当に大きいメリットだと思う。でも始める前に知っておいてほしいことがいくつかあるので、わたしの経験をもとに正直に書いてみる。
① 配当受取方法の設定を確認する
NISAで高配当株を買っても、配当受取方法の設定が間違っていると非課税にならない。
具体的には「株式数比例配分方式」に設定されている必要がある。これ以外の方法(配当金領収証方式・登録配当金受領口座方式など)だと、NISA口座で買った株の配当金でも課税されてしまう。
わたしはSBIを使っているけれど、何かで知って慌てて確認したら最初からこの設定になっていた。SBIはデフォルトで株式数比例配分方式になっているようで一安心だったけれど、念のため自分でも確認しておくことをおすすめする。
知らずに損している人もいるかもしれないので、まだ確認していない人はぜひチェックしてほしい。
② 損益通算できないことを頭に置いておく
NISAのデメリットとしてよく挙げられるのが、NISA口座内の損失は他の利益と相殺(損益通算)できないという点。
たとえば、特定口座で利益が出ていても、NISA口座で損失が出た場合に通算して税金を減らすことができない。
ただしわたしの場合、高配当株は基本的に売らない方針なのでこの点はあまり意識していない。上場廃止などの例外的な場面で売ることはあるけれど、そういうケースは値上がりしていることがほとんどだった。
売り買いを積極的にしたい人は意識しておくべきNISAの特徴だと思う。長期保有が前提の人は、それほど気にしなくていいかもしれない。
③ 自分の基準を守って買う
これはNISA特有の話ではないけれど、高配当株投資で一番大事なことだと思っているので書いておく。
自分の選定基準を無視して買った銘柄は、後悔が残る。
パフォーマンスが良ければ結果オーライだけれど、悪かったときに「やっぱり基準を無視して買わなきゃよかった」と思ってしまう。それだけじゃなくて、何となく処理に困ってそのまま放置、ということにもなりやすい。
一方、自分の基準をクリアした銘柄は下落しても「またあがるでしょ」「下がったなら買い増しチャンスかも」と思える。同じ下落でも、気持ちの持ち方がまったく違う。
NISAの枠は有限だから、基準をクリアした銘柄だけに使いたいという気持ちも強くある。
わたし流の使い分け——高配当株は「今」、インデックスは「未来」
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があって、わたしはそれぞれ目的を分けて使っている。
高配当株は「配当金を受け取ること」が最大の目的。美味しいものを食べたり、プレゼントを選んだり、今の生活をちょっと贅沢にするために使う。配当金があるから「今」も楽しめる、というのがわたしにとっての高配当株投資の意味だと思っている。
インデックスはその逆で、将来のために淡々と積み上げていくもの。必要なければ触らない。
どちらが正解ということはないけれど、目的を分けて持つことで気持ちも整理しやすくなった気がする。
インデックス投資だけだと、老後のために今をひたすら我慢して貯めるだけ、という感覚になってしまう。高配当株で配当金を得ながら今の生活も充実させつつ、インデックスで未来にも備える。目的を分けて投資することで、無理なく続けられると思っている。
- NISAで高配当株の配当を非課税で受け取るには「株式数比例配分方式」の設定が必要。SBI証券はデフォルトでこの設定になっているが念のため確認を
- NISA口座内の損失は損益通算できない。長期保有が前提なら気にしなくていいが、売買する人は要注意
- 自分の選定基準を守って買うことが大事。基準を無視した銘柄は下落したときに後悔が残りやすく、処理にも困る
- 高配当株は「今を豊かにするお金」、インデックスは「未来の資産を最大化するお金」として目的を分けて使っている
- 配当金は全額使う想定。美味しいもの・プレゼント・ちょっとした贅沢に。今も楽しみながら資産を増やすのがあずき流




