フリーランス転向3年のリアル——収入・メンタル・時間、正直に書きます
会社を辞めてフリーランスに転向して、まる3年が経った。サイドFIREという言葉をこのブログで使っているけれど、実際に生活してみてわかることは、やっぱり「やってみないとわからない」ことばかりだ。
収入面、メンタル面、時間の使い方、投資スタンスの変化——正直に書いてみる。
収入面:波はあるけど、思ったより安定できた
フリーランス1年目でいちばん助かったのは、元の会社から仕事の声をかけてもらえたことだ。退職時の関係が良好だったこともあって、転向後しばらくして連絡をいただけた。これは本当にありがたかったし、収入面だけでなく心の安定にもつながった。
もうひとつ、退職後すぐは失業保険を受給していたことも大きかった。おかげで焦らずゆっくり動けたし、次のステップを落ち着いて考える時間がもてた。失業保険の活用については、また別の記事で詳しく書こうと思っている。
ただ、収入の波はある。レギュラーの仕事があるわけではないから、これはフリーランスの宿命だと思っている。今も波はある。だから稼げるときに稼いで、時間があるときは営業や副業など動き続けることが大事だと実感している。
メンタル面:会社員時代より、ずっと安定している
これが一番の誤算——というより、想定以上によかったのがメンタルの安定だ。
会社員時代、週末にうっすら憂鬱な気分になっていた時期がある。経営会議など、プレッシャーのかかる場面も多かった。フリーランスになってからも収入の不安はあるけれど、売上が少ない月でも誰かに詰められることはない。この違いは、想像以上に大きかった。
不安を感じる部分がゼロかというと、そうではない。収入の不安定さと、社会とのつながりが薄くなる感覚——はじめはこれが少し寂しかった。でも、これは慣れていくと思う。自分次第の部分も大きいし、前向きに自由を楽しむ気持ちの方が今は強い。
昼間に誰もいない公園をごまもちと散歩していると、「なんか最高だな」って心の底から思う瞬間がある。その感覚が、わたしにとってのサイドFIREの答えだと思っている。
時間の使い方:「効率化の先」が変わった
会社員のときも、仕事の効率化にはこだわっていた。でも早く終わらせても、仕事は無限に出てくる。効率化の先に「自由」はなかった。
フリーランスになると、効率的に仕事を終わらせた先の時間が、自分のものになる。気になっていたパン屋に行ったり、美術館に行ったり、ごまもちと散歩したり。メリハリが効かせられるのが、会社員時代との一番大きな違いだと思っている。
もうひとつ意外と効いているのが、毎日の通勤がないことだ。往復で2時間近くかかっていたから、その分が丸ごと手元に残る。仕事に使っても、自分時間に使っても、どちらにしても1日の密度が上がった気がする。
もちろん、オフィスに行って仕事した方が効率的な場面もある。でも選べることが大事で、選択肢があるだけでずいぶん気持ちがちがう。
投資スタンス:高配当株の意味が、よりリアルになった
フリーランスになってから、日本高配当株をメインに育てていこうという意識が強くなった。収入が不安定なぶん、配当金が入ってくる安心感がより身に染みるようになったからだ。
インデックス投資(オルカン)も続けているけれど、これは取り崩しを最後の手段にしたいという考えが根底にある。仕事をコンスタントに続けながら、配当金が収入の波を和らげてくれる状態をつくっていく——それが今のわたしの投資の方向性だ。
会社員のときも同じ考えだったけれど、フリーランスになってその意味がより具体的になった気がする。
思ってたのと違ったこと
フリーランスになる前から、まわりにフリーランスの友人や知人が多かったので、大きなギャップはなかった。
ひとつだけ挙げるとすると、もう少し自由に旅行や帰省ができるかなと思っていたこと。ただ、クライアントが企業なので、稼働サイクルは実質的に「週末・お盆・正月が休み」という会社員に近いリズムになった。これは最初のイメージとは少し違った。
でも、友人の多くが会社員だから、結果的にこのサイクルの方が都合がいい。そしてその気になれば平日に休んで動けるという選択肢があるだけで、同じリズムでもずいぶん気持ちがちがう。今は、これがちょうどいいと思っている。
- 退職後は元の会社から仕事の声をかけてもらえたことと、失業保険の活用が1年目の安定につながった
- 収入の波はフリーランスの宿命。稼げるときに稼ぎ、時間があるときも動き続けることが大事
- メンタルは会社員時代より安定している。「誰にも詰められない」という環境の違いは想像以上に大きかった
- 社会とのつながりが薄くなる寂しさは最初だけ。自由を前向きに楽しむ気持ちの方が今は強い
- 効率化の先に自由が生まれる。通勤ゼロで1日の使い方が変わった
- フリーランスになってから高配当株の意味がよりリアルに。配当金が収入の波を和らげてくれる
- 実は稼働サイクルは会社員に近い。でも「選べること」があるだけで、同じリズムでも気持ちがちがう




