毎月配当を受け取るには——日本高配当株の現実と、わたしの配当スケジュール
「毎月配当が欲しい」というのは、高配当株を始めるときに多くの人が思うことだと思う。わたしもそう思っていた。でも実際にやってみると、日本高配当株だけで毎月均等に配当を受け取るのはかなり難しい。今回はわたしの実際の配当ログと、それでもどうやって考えているかを正直に書いてみる。
日本高配当株の配当は6月・12月に集中する
日本の上場企業は、3月決算の会社が圧倒的に多い。3月決算の会社は、中間配当が9月、期末配当が6月に支払われることが多い。次に多いのが12月決算で、中間が6月、期末が12月。
つまりどんなに銘柄を分散させても、日本株だけを持っていると6月と12月に配当が集中しやすい構造になっている。
わたしの実際の配当ログを見るとそれがよくわかる。
6月に19.7万円、12月に18.3万円。この2ヶ月だけで年間の約78%を占めている。
決算月で銘柄を選ぶのはナンセンス
「毎月配当を受け取るために決算月を分散させる」という考え方をよく見かける。でもわたしはこれをあまり重視していない。
理由はシンプルで、銘柄を選ぶ基準は「良い会社かどうか」であって、「いつ配当が来るか」ではないから。
配当月のために銘柄を妥協したら、結果として業績が悪かったり減配リスクが高い会社を持つことになりかねない。年間の合計額が増える方がよっぽど大事で、毎月均等に受け取れるかどうかは二次的な話だと思っている。
BNDが「毎月のベース」になっている
ただ、1月や2月のような閑散月に全く何も入らないと精神的に寂しい。そこで役立っているのがBND(米国総合債券ETF)だ。
BNDは毎月分配金が出る。BNDは債券ETFで、保有する債券から毎月利息を受け取り、それを投資家に還元する仕組みになっているからだ。わたしがBNDを選んだ理由は守りの資産としての性質であって、毎月分配だからというわけではない。でも結果として毎月40ドル前後が入ってくる。年間で約5万円相当(為替によって変動)。そのままドルで持ち続けることもできるし、必要なときに円転することもできる。
少額ではあるけれど、日本株の配当がない月にも「何か入ってきた」という感覚があって、それが思いのほか気持ちの安定につながっている。
セクター分散は意識している
決算月は気にしないけれど、セクター(業種)の分散はしっかり意識している。
特定の業種に集中すると、その業界全体が不況になったときに一気にダメージを受ける。できるだけ異なる業種に分散することで、どこかが下がっても別のところが支えてくれる状態を作ることが大事だと思っている。
毎月均等に配当をもらうより、どんな経済状況でも安定して配当を出し続けてくれる会社を持つ方が長期的にはるかに重要だ。
6月と12月に大きく入るのは、むしろありがたい
考え方を変えると、6月と12月に大きな配当が入るのは悪いことではない。
6月はボーナスシーズン。12月はクリスマスや年末。どちらも「使いたいタイミング」に重なっている。わたしはこの配当金をそのまま楽しみに使う想定なので、使いやすい時期にまとまって入ってくる方が都合がいいとさえ思っている。
- 日本の高配当株は3月決算が多く、配当は6月・12月に集中するのが現実。どんなに銘柄を増やしても均等にはなりにくい
- 決算月で銘柄を選ぶのはナンセンス。選ぶ基準はあくまで「良い会社かどうか」で、いつ配当が来るかは二次的な話
- BND(米国総合債券ETF)は守りの資産として保有。米国ETFは毎月分配が多く、結果として毎月約40ドル・年間約5万円相当が入ってくる。毎月分配が目的ではなく副産物
- セクター分散はしっかり意識する。決算月より「どんな経済状況でも配当を出し続けられる会社」を選ぶ方が大事
- 6月・12月に大きく入るのはむしろ使いやすい。ボーナスシーズンと年末に重なって、使いたいタイミングと合っている




