ごまもちをお迎えした日——「この子だ」と思った瞬間のこと
一枚の写真から始まった
2023年5月。会社を辞めてちょうど2ヶ月が経ったころ。
もともと犬が大好きで、いつか飼いたいとずっと思っていた。でも会社員のときは時間の融通が利かず、踏み出せずにいた。フリーランスになって「そろそろかな」と頭の片隅で思い始めていたタイミングで、友人のブリーダーからメッセージが届いた。
「ボストンテリアの子犬が生まれたよ」
送られてきた写真を見た瞬間、「この子だ」と思った。理屈じゃない。ただそう思った。
ボストンテリアを選んだ理由
ボストンテリアはもともと大好きな犬種だった。
きっかけはマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するイギーという犬。白と黒のはっきりした模様、くりっとした目、コンパクトな体型。とにかくかわいくて、ずっと気になっていた犬種だった。
実際に飼ってみて意外だったのは、イビキをかくこと。最初は「大丈夫?」と思ったけど、これがまたチャーミングで。今では寝息の音が聞こえると安心するくらい慣れた。
お迎えした日のこと
会いに行ったら、ごまもちはすぐわたしに寄ってきてくっついて離れなかった。
「もう連れて帰るしかない」
その日に決めた。ブリーダーの友人も笑っていた。
初めて家にやってきたごまもちは、最初こそ落ち着かない様子だったけど、すぐに自分の居場所を見つけてくつろいでいた。その適応力に少し驚いた。
最初のうちは、外をわたしが抱っこしながら一緒に歩いた。小さくて軽くて、でもちゃんとそこにいる温かさが手に伝わってきた。
ごまもちが来て、変わったこと
大変なお客さんのことはごまもちに愚痴る。仕事で煮詰まったら散歩に連れ出してもらう。甘えてくる顔を見たら、どんな気分も少し軽くなる。
気づいたら「この子を守らないといけない」という気持ちが自然と生まれていた。それが仕事のモチベーションにもなっている。助けてもらっているのは、どちらかというとわたしの方かもしれない。
そして何より、部屋の中でごまもちの足音が聞こえているだけで、なんとも言えない安心感がある。ひとりじゃない、という感覚。
- 2023年5月、フリーランス転向後に友人ブリーダーからの連絡でごまもちをお迎え
- 写真を見た瞬間に「この子だ」と直感。会いに行ったらくっついて離れず、その日に決めた
- ジョジョのイギーが好きだったことも、ボストンテリアへの憧れにつながっていた
- 意外だったのはイビキ。でもそれもチャーミングで今では安心感のひとつ
- 足音が聞こえるだけで安心できる存在。助けてもらっているのはわたしの方かもしれない




